東ヨーロッパやコーカサス、中央アジア方面への1人旅には興味がある。
コーカサスの旅については、コレ↓を買って「やはり良いなぁ」と。
https://transit.ne.jp/2023/12/002587.html
しかし、なかなか旅立てない。
四半世紀前、20代だった頃は、バックパックに荷物を詰め、不安とワクワクを胸に、何度も飛行機に飛び乗ったものだけれど…
改めて思った。
「困難さを楽しめる」のが「若さ」だと。
若い頃は、東南アジア、南アジア、中東、アフリカ、北米など、場所を問わず「エイャッ」と駆け出して旅した。
その日暮らしのバックパッカー旅だったので、色んな困難、大変なことがあった。
けれど、そういう困難、大変なことを楽しめる、いや「楽しんでやるぞ!」という意欲があるのが「若さ」なんだと、この年齢になって分かってきた。
ノンビリと海外旅行をするだけの金銭的時間的な余裕は充分にある中年有閑隠居人だけれど、未知の土地において生じるであろう大変さや困難(不測の事態)に対して「面白そうだ」という感覚が今は湧いていない。
既に、1人旅でそれなりに色んな国や地域を旅をしてきたこと、海外での長期留学や長期滞在も数カ国体験してきたこと。
そのような経験済みが多くあるからという面も大いにあるだろうが、困難や大変さ(=心配や不安)が待ち受けているであろうバックパッカー1人旅へのワクワク感が若かった頃のようには湧いてこない。
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隠居から約3年。前職退職から一度も働いておらず、特に社会との関わりも持っていない。
けれど、復職や社会的な繋がりへの渇望もなく、特に不満もない。
退職時より名目資産(インフレ率は無視)は増え、家庭も妻と仲良く楽しくやっている。
少々困っていることといえば、持病の具合が微妙であることくらいだけれど、強いてあげると上記の「旅の困難、大変さを楽しんでやるぞ!」という感覚が湧いてこない点があるのかもしれない。
※では、ビジネスクラスのツアーで旅行すればいいじゃないか?と言われそうだけれど。根が倹約家だからか、ビジネスクラス利用は父母を連れての旅行以外では自分にはまだ贅沢だと考えてしまう。何より、1人でツアー参加は気分が乗らない。ツアー旅行は「旅行」であって「旅」ではないから。。
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そんなことを思った8月も下旬に向かう日の夕暮れ時。