今週のお題「平成をふりかえる」
本日は、ぼんやりとくもっていた雨のふらないくもりの夕方だった。
くもりは、10年前にも、20年前にも、30年前にも、くもりだった。
くもりの日は時間軸が歪むのか、時空が歪むのか、過去と現在がつながる。
平成が発表されたとき、私は親戚の家のこたつの中にいた。
小渕官房長官が「平成」と書かれた色紙のようなものをカメラに向けていた。
「へ~」って思ったのだろうか。
テレビ画面の中の映像と親戚の家の居間とコタツとテレビ台の視覚的記憶はあるが、自分が何を感じて何を考えていたのかの記憶はナイ。
30年前、20年前、10年前。
それぞれの時、その時その時に、自分が何を考えていたのか。
あまり覚えていない。
視覚的な記憶は思い出せるのだが、自分の感情や思考を思い出すことは至難の業だ。
今の自分は何を考えているのだろう?
「仕事」か。
「生き方」か。
「お金」か。
「暮らし」か。
なんなんだろう。
何かしら考えてはいるのだろうが、ヴィジョン(目的)やターゲット(目標)を明確にして考えているわけではない。
ぼんやりと毎日を過ごしているような気がする。
そういうことがあってもいいだろう。
そういうときがあってもいいだろう。
今考えていること。
今感じていること。
10年後、20年後、30年後の自分がふりかえったときに思い出すことができるのだろうか。