恩師が口にした言葉、
それは「死んだら楽になるかな」だった…
「先生死ぬかも」
これは児童生徒が発した言葉ではない、教員(先生)が発した言葉。
実際、多くの教育現場では鬱病を患い現場を離れる教師が後をたたない。
公教育の現場で働く友人の友人(公立学校教員)は自ら命を絶った。
教師にとって、教師の自死は明日は我が身だ。
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「やりがいあったって、土日休みなく、部活させられ、平日12時間以上勤務してた。体を壊し、入院しました。退院後『大丈夫ですか?』と言ってくれた保護者は1人だけ」(40代)
「スマホによるSNSトラブル。夜7時を回っていても、保護者からすぐ学校に連絡が入ります。『何かあったら責任とれ!』『すぐ対処してくれないと、心配で学校に送り出せない』精いっぱい対処しますが…」(20代)
過労死で亡くなった教員の遺族にも直接話をうかがった。嶋田友生さん、享年27。福井県の新人教員だった4年前、みずから命を絶っていた。父親の富士男さんが遺書を見せてくれた。「疲れました。迷惑をかけてすみません」。友生さんの死は公務災害に認定されている。亡くなる前、最大で月161時間の残業をしていた。過労死ラインの2倍以上だった。
(以上添付web記事より抜粋)
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個人的な印象だが、一生懸命で生真面目な先生が鬱病になっている確率は高いと思う。
こういうのは他の業界でも同じだと思うが「適度に力を抜いて働く」ということが大事。
しかし、一生懸命な人材から失っていくというとは、誰にとっても得にはならない。
努力が報われる。親身な先生が生きながらえることができる。そんな教育現場になってほしいと切に願う。
それには保護者と世間の理解が必要不可欠。
そもそも、現代の日本社会、
世間や保護者が学校や教員に求めることはToo Much!!(度が過ぎている)。
「子どもは親の背中を見て育っています」
良い人間に育ってほしいなら
「我が子に良い親の背中を見せ続けてください」。
↑それが最良の子育てです。
以下は私から社会や政治への提言
明らかに「現場の教員の数が足りていない」
国や文科省は「ICTだ! 英語だ!」などと言う前に
「現場の教員の数を1.5倍に増員」したらいい。そしたら教育の質が向上する。
「教員の数を増やし」
「36人学級を24人学級」にして
「小学3年生以上は教科担任制」にする。
中高の部活指導は「学校の務めではない」として、完全に学校から切り離す。
これをすれば、日本の教育の質は「より」高まる(今でも世界的に見れば日本の公教育の質は非常に高い)。
と、思います。
財政もそうですが、日本の公教育は崩壊の瀬戸際に近づいていると思います。
以上、現場を知る教育関係者の嘆きです…
↓こちら佐久間亜紀(慶應義塾大学教授)の文章は、現場の声を聴き、今の教育現場の悲惨さを冷静に記述されていると思います。
今私が読んでいる本は以下(併読中)
学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―
- 作者: 工藤勇一
- 出版社/メーカー: 時事通信社
- 発売日: 2018/12/01
- メディア: 単行本
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