夏がきましたので、1カ月ほどの長期休暇に入ります。私は今年も30連休以上の夏季休暇を確保しました。自由な充電期間です。
日本国の社会人を眺めていると、夏は5日~10日間程度のお盆休みを取得する人が多いようです。
私の勤務先は欧米系の従業員が多く、外国人比率が50%前後なので、基本的に欧州の労働基準に違い労働環境です。
ですので、夏や冬は3週間程度の長期連休が設定されています。いわゆる "vacation" というやつです。
日常業務においても定時以降に会議が行われることは基本的にありません。会議は定時までに終わります。
以前、私は純ジャパ企業に勤めていたこともありますし、公立学校で勤務していたこともあります。現職場と比較すると、常識が違います。
例えば、純ジャパだと、サービス残業当たり前、有給取れないの当たり前でした。現職は、残業している人は仕事ができない人、有給は消化するのが当然の権利という感じです。
私は、給料にさほど執着はなく、年齢相応の平均年収で満足できます。しかし、休日、特に連休取得にこだわるタイプ。
昔働いていた大手塾は良い職場だったのですが、GWに7日間ほどの連休がとれたらラッキーという、連休が取りにくい労働環境だったことが私に転職を決意させる大きな要因になりました。
なぜなら、私はonとoffが明確な類の人間であるので、働くときは鬼のように働いても苦にならないのですが、完全なoffの時間が必要になるからです。off期間に自分をリセットしてリフレッシュしたいのです。
↑こちらの記事には「子どもにとって遊びは大事」とありますが、大人にとっても同様のことが言えると思います。年齢が異なるだけで、同じ人間ですから。
私は遊び上手ではありませんのでリセット&リフレッシュに必要な時間が長いのでしょう。だから私にとっては長期休暇が大事なんだと思います。
器用な人たち、遊び上手な大人たちは、日本の常識で設定されている夏1週間、冬2週間程度の休暇で自分をリセット&リフレッシュできるのだと思います。不器用な私からすると、凄いなと思います。
しかし、先日オーストラリアの大学院留学から帰ってきた教育者の友人が都内の朝の通勤電車に久々に乗ったら「死んだ魚の目」をした人ばかりだったことに驚いていました。
つまり、日本の社会人の中には私のように不器用でリセット&リフレッシュが上手にできていない人も多いということでしょう。
私が尊敬している先輩や友人たちは、起業して成功している人や、大手企業に勤めながら趣味を仕事化した(社内で新規事業立ち上げ)人たちが何人もいます。
このような人たちは仕事と私事の境界が曖昧で「365日、遊ぶように働き、働くように遊ぶ」を実践しています。ですが、みんなが彼・彼女たちのように社会人生活を送れるわけでもないと思います。
であれば、日本の大人社会においても夏冬各3週間程度の長期連休は必要なのではないでしょうか?
子どもだけでなく大人にも遊びが必要。特に日本という国においては、子どもたちは勉強と習い事で非常に忙しく、大人たちは仕事で非常に忙しい。
こんな日本社会には、まず自由時間(ゆとり)が強制的に設定される仕組み化が必要だと私は感じています。
このような考えから、私はここ数年毎年、夏は30日間、冬は20日間の長期連休を取得しています。
それでは、いまからカリブ海へ行ってきます!
↓大人にとっても休暇中の「宿題」はいりませんよね(苦笑)
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↓長期休暇を利用してメディテーション合宿などに参加すると大人も自己肯定感が高まる気がします。