日本の労働生産性の低さは酷い
その理由は「空気」と「慣習」にある
日本人の「意識」を変えれば「空気」が変わり「慣習」が変化する
しかし、Visionのない日本国に戦略が立てられるハズもなく、もう間に合わないだろう
あとは、富裕層がやっているように「各日本人が個人個人でどうやって生き残るか」という戦術しかないんでしょうね…
『衰退途上国』
やっぱり、この言葉が言い得て妙
日本国においては、化学、機械・電気・情報通信 機器分野の生産性が高い。一方、卸売・小売、情報・通信、宿泊・飲食などが非常に低い。しかし、同じ製造でも、食料品製造に関しては非常に低い。
日本国の話となると、なぜか製造業や輸出の話になることが多いけれど、日本人の雇用の多くはサービス業に吸収されており、その分野の労働生産性が非常に低い。国際競争にさらされている輸出関連の製造業は世界水準の先進国だけれど、多くの日本人は生産性の低いサービス業に従事しており、それらの業界で働く大半の日本国民の賃金も低い。この点、重要。日本の賃金水準がもはや先進国とは言えなくなっている点については、オーストラリアでしばらく暮らせば体感できる。
※日本の労働生産性の低さについては、この本が分かりやすく詳しいです↓オススメ
「日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義」
↓日本国のサービス業の現状(内閣府資料)
もう一点、日本国の話になると、輸出製造業に言及ことが多い点について。上記孫さんの記事と重なり重要なことがある。それは、日本の輸出シェアは低下の一途であり、すでに輸出大国などではなく、人口相応の世界シェアしか確保できていないという事実。この事実からも、日本は衰退途上国と考えられる。
教育分野。特に、公教育の労働生産性の低さは先進国でダントツに最低。私の勤務先は公教育ではないから、そうでもないけれど。それでも「なんでこんな非効率的なことをやってんだ!?」って嘆きを、異業種からの転職者とはしょっちゅう話し合ってます。
news.yahoo.co.jp
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こちらの記事は、良い視点がいくつか入っているけれど、記事中の「日本では、他国よりも比較的常勤の教師が多く回答している傾向があった」という点は間違っていると思われる。
日本国の公立学校(特に公立小学校)においては非常勤(時間給)の教師は少数派。
一方、「常勤」という名の「契約社員先生」が非常に多く、この待遇の先生たちは「正教員(正社員)」とまったく同じ業務内容をこなしているが、給料は70~80%程度(年齢による)、生涯年収(22歳から一生常勤で定年まで働き、年金受給額含み計算)に換算すると50%程度になるような待遇。
もちろん、教師は常勤も正教員もサービス残業(残業手当は給特法があるため一切ない)。そりゃ労働生産性低くなりますよね。サービス万歳(苦笑)。