「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

みのたけ中年の趣味用雑記メモ(非収益化ブログ。表示される広告はGoogle、はてな社による)。倹約と投資で労働から卒業した隠居生活者。投資歴は20年ほど。

株式投資の不滅の真理「ウォール街のランダム・ウォーカー」要点要約まとめ

 

 

株式投資は男女の道に似ている。

 

結局のところ、株式投資はある種の特殊な才能と幸運という神秘的な力の助けを必要とする、一種のアート。市場平均を上回り続けてきたごく少数の人にとっても、もしかしたらその成功の99%は、実は単に運がよかったことによるのかもしれない。

 

別の意味でも、投資はもっと男女の道に似ている。どちらもあまりに刺激的で、面白くて、やめるわけにはいかないのである。

 

あなたがそれほど運がよくなかったとしても、私の示したルールを守っていただければ、リスクにつきものの手痛い失敗から身を守ることができる。

 

 

 

 「ウォール街のランダム・ウォーカー」

 

株式投資の不滅の真理と共に

コロナショックを楽しんで生きましょう ^_^

 

 

長期投資家にとっては必読の名著ですが

2020年のコロナショックで右往左往している人は

読んでいない…のかな?

 

 

ツイッター初めて5カ月

やっときた楽しい下落相場 ^_^ を眺めていると

予想以上に名著を読まずに投資をしている人が多いと感じています

 

 

ハッキリ言ってツイッターの株クラには有害情報が多いです

タダで手に入る情報は気をつけなくてはいけません

もちろん有料でも有害情報はたくさんありますが

 

 

本当に有益な情報というのは長年支持されてきたモノの中にあります

 

 

株式投資において

聖典の1つは

「敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)」

 

暴落前、要点まとめを書いてたんだけど…

        読まない人たちは自己責任

 

 

 

 

今日は、もう1冊の聖典

 

「ウォール街のランダム・ウォーカー」

(バートン・マルキール著)」の要点要約 以下

 

 

 

☆☆☆ウォール街に勝つためのアプローチ☆☆☆

 

 

◆◆「思考停止」のアプローチ(インデックス・ファンドを買う)◆◆

 

 

インデックス投資でプロを上回る成績

 

・機関投資家によるアクティブな運用は、いわば「ゼロ・サム」ゲーム。個々のファンドマネージャーは精魂傾けて運用するのだが、誰かが売ったものを誰かが買っているわけで、マネージャー全部を合わせるとそれらは相殺されてしまい、売買コストと運用手数料の分だけパフォーマンスが悪くなる

 

・もちろん、インデックス投資も固有のリスクを完全になくすというわけにはいかない。市場全体が下がればインデックス・ファンドも必ず同じだけ下落する。しかし、毎年毎年、市場平均と「パー」で回れるということは、株式投資の戦略としては非常に素晴らしい。

 

・インデックス・ファンドは何の苦労もなしに、最低のコストで、市場平均リターンを手に入れるための賢明で便利な手段。

 

基準指数は広範で包括的なものがよい。

 

多くの人がインデックス運用とはS&P500指数を買うことだと間違って思い込んでいる。S&Pインデックス投資があまりに人気を博した結果、逆にS&Pに含まれている銘柄の株価が、インデックス投資によって影響を受けるようになってきた。

 

・過去80年間の市場の推移を見ると、総じて小型株のパフォーマンスが大型株を上回ってきた。バンガードのVTIなども選択肢の1つ。

 

インデックス投資の範囲も何も米国内に限る必要はない。国際分散投資や不動産のような異質な資産を組み入れることによって、あるいは資産の一定割合をインフレ・スライド型国債を含む債券に配分することによって、リスクをさらに引き下げることができる。

 

 

△▽△トレーディングに手を染めると、自らの首を絞めることになる。その誘惑に負けそうになったら、さっさと逃げることだ(バンガード創始者ジョン・ボーグル)△▽△

 

 

・なるべく売買の頻度を減らすべし!

 

 

過去の運用成績は将来の予測にはほどんど役立たない

 

 

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☆☆☆ランダム・ウォークの旅☆☆☆

 

株式の本来あるべき価値を探るファンダメンタル分析でも、マーケットが砂上の楼閣を築く傾向を探るテクニカル分析をもってしても、平均を上回るリターンを上げ続けることはできない

 

市場で達成可能なリスク・リターンのトレードオフを十分に理解することが何にも増して重要であり、自分の性格やニーズにマッチした証券の組み合わせを選ばなくてはいけない。

 

市場が効率的であるという前提にたって、インデックス・ファンドでの運用こそを強く勧める。少なくとも、ポートフォリオの中心部分はインデックス・ファンドに振り向けるべき。

 

投機の虫がどうしても抑えられない人たちは、成功する確率は低いが、運がよければ大きく当てられるかもしれない。

 

投資の勝ち負けについて十分に理解を深めてゲームに参加し、少なくともポートフォリオの中心部分をインデックス・ファンドにしておけば、余裕をもってゲームを楽しむことができるというものである。

 

 

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読んだからといって、来月の、あるいは来年の株式相場が予測できるようになるわけではない。実際、誰もそんなことはできない。

 

 

株式投資の平均リターンは、2つの基本要因から成る。それは「配当利回り」と「今後の1株あたり利益、配当の成長率」。株式に投資する人は、いわば企業の所有権を1単位購入して、年々増大する配当の流列を受け取ることを期待することになる。

 

債券市場ではインフレは常にマイナス要因である。これに対して株式は原理的にインフレ・ヘッジが効いており、少なくともインフレの進行がそのままマイナスの影響を及ぼすことはないとされている。

 

 

※※↑ただし1969年1月から81年12月にかけての株式の年平均リターンは5.6%であり、平均7.8%のインフレを差し引けば、実質リターンはマイナスであった点は見過ごしてはいけない。この結果、本来「安全保障」を意味するはずの有価証券(Securities)が極めて危なっかしいものとなり、リスクの増大に対応してリスク・プレミアムを高めることが必要とされるようになったと筆者バートン・マルキールは考えている※※

 

 

投資リターンがどこから生じるかを説明するためには、倍率、すなわちバリュエーションの変化が重要なカギを握っている。

 

2桁のリターンを期待することは、少なくても21世紀の最初の20~30年間に関しては非現実的。

 

より短期の株式投資のリターンは評価水準の変化、すなわち株価収益率がどのような動きをするのかにかかっている。

 

しかし

「市場における評価水準の変化を予測する信頼できる統計的な方法は何もない!」

 

全能の神ですら、正しい株価収益率が何倍なのかは分からない。まして、その変化率など予知すべくもない。評価水準の変化率は基本的に予測不能

 

私たちは危険に満ちた不安定な世界に住んでいる。したがって、株式投資によって企業の所有リスクを負担する以上、投資家は当然それに見合う適切なリスク・プレミアムを要求しなければいけない。

 

重要なのは、バックミラーを見て運転しては危ないということ。過去の高いリターンを2000年代にもそのまま当てはめてはいけない。

 

想定する投資期間が10年、あるいはそれより短い場合、誰も具体的な株式のリターンの水準を予測することなどできない

 

株価の短期的な予測ができるとは考えない。悪いことは言わないから、そんなことは試みないほうが身のため。

 

長期的な投資方針を立てられることをお勧めしたい。

 

 

※人生で投機に走ってはいけない時期が2つある。1つはお金がある時で、もう1つはお金がないときである(マーク・トゥエイン)※

 

 

投資戦略は、個々の投資家のライフサイクルに照らして無理のないものでなくてはならない。投資戦略は個々人の「リスク許容度」の大きさにかかっている。どの程度のリスクを受け入れられるかについて、若い人は選択の幅が大きのに対し、年配の人の場合には選択の余地が少ない。

 

投資の総リターンの90%は、投資家の選択したアセット・ミックス(アセット・アロケーション)によって決まる。投資の成功度合のわずか10%弱が、選択された資産の中身(ポートフォリオ)、例えば具体的にどの銘柄や投資信託を選ぶかに依存するにすぎない

 

投資家がうまいものにありつきたいタイプか、夜ぐっすり眠りたいタイプかといった「リスク選好度」にかかわらず、年齢・所得水準・人生の中で負っている責任の度合いなどが、ポートフォリオの資産ミックス(アセット・アロケーション)の選択に大いに影響する

 

 

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1.リスクとリターンは正比例している

2.投資期間が長いほどリスクは低下する

3.ドル・コスト平均法は株式・債券投資のリスクを有効に軽減する

4.リスク選好度とリスク許容度は区別しなくてはならない

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◇リスクとリターンは正比例

リターンは投資家がかなりのリスクを負った結果得られる

 

 

◇投資期間が長いほどリスクは低下

投資対象を保有する期間、すなわち「持続力」が、投資に伴う実際のリスクに関して重要な役割を果たす。アセット・ミックス(アセット・アロケーション)を決定する上で、ライフサイクルのどの時点にいるかが重要なのかは、実はそれが持続力にかかわってくるから

・投資家の年齢、あるいは当初の投資計画を堅持できる能力の大きさが、投資家のリスク負担力を決定するだけでなく、特定の投資計画の持つリスクの度合いを決定する上でも重要。

・投資対象を保有し続けられる期間が長ければ長いほど、ポートフォリオに占める株式の割合を高めるべき。

投資期間が20年以上とかなり長期間でなければ、株式から平均的に得られる高いリターンを手にすることは難しい

高いリターンを得るには、広く分散投資されたポートフォリオを購入し、保有し続けるという一貫した戦略を取り続けること。

売買のタイミングで勝負しようとして無駄に売り買いを繰り返すのは、ブローカーに余計な手数料を稼がせ、政府に余分な税金を払い、投資パフォーマンスを悪くするだけ。

・年齢ととともにより保守的な運用を心がけるべき。

 

 

◇ドル・コスト平均法は株式・債券投資のリスクを有効に軽減

・豊かになるにつれて少しずつ投資額を増やしていきたいのなら「ドル・コスト平均法」がうってつけ。

ドルコスト平均法は、間違ったタイミングで株式や債券に有り金すべてをつぎ込む愚から身を守る投資方法である。

・ドルコスト平均法は、手数料なしのノーロード型の投資信託や再配当投資と相性がよい。

・ほとんどの投資家にとって本質的な問題は、悲観論が蔓延するような相場下落の局面でも、動揺しないで株式投資が続けられる固い意志があるかどうか。相場が下落したからといって止めてしまっては元も子もないが、ドルコスト平均法が役に立つ。

株式市場を全体として見ると、常にニュートンの法則とは逆の方向に動いている。つまり、いったん下がったものは、必ずまた上がるのだ。しかし、この法則は「市場全体」に当てはまるのであって、「個別銘柄」については必ずしも当てはまらない点には注意を要する。

 

 

◇リバランスでリスクを減らしリターンを高める

「リバランス」と呼ばれるきわめて単純な投資のテクニックを使うことによって、リスクを減らし、状況しだいではリターンをを高めることができる。

・これは、異なるアセットクラス、例えば株式と債券に投下されている資金割合を、あなたの年金やリスク選好、あるいはリスク許容度に最もふさわしい割合に微調整するだけでいい。

・投資家なら誰でも、間違うことなく「安く買って、高く売る」指令を出してくれる魔法使いがいたらいいなと願う。規則正しいリバランス戦略こそ、その魔法使いなのだ。

 

 

 ◇リスク選好度とリスク許容度は区別

・どんな投資があなたにとってふさわしいかは、証券投資から上がる所得以外に、どの程度収入源があるかに大きくかかわっている。つまり、あなたのリスクを負う能力は年齢と非常に関係が深い

 

 

◇投資家のライフサイクルと投資戦略

・毎年のポートフォリオの価値は結構変動するが、それを我慢して見守るだけの忍耐強さが必要

規則的に長期に積み立てること。

・ノーロード型の投資信託を選ぶのが賢明。

・定年後は、ポートフォリオの大部分を様々な満期や種類の債券で運用するのが望ましい。1年間に生活費のために取り崩す額は、虎の子の保有資産の4.5%以内にとどめるべき。

 

 

◇国際分散投資の基本的な考え方

国際分散投資はリスク削減に非常に効果的。景気循環のタイミングは必ずしもすべての国が完全に相関していないため、国内株のみのポートフォリオに比べ、毎年のリターンの振れは小さくなる。

幅広く分散投資された市場インデックスファンドがお勧め。少なくとも「ノー・ロード型」であることを確かめ、人生の後半には利子・配当収入中心の安全な投資信託を選ぶこと。

 

 

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株式投資のゲームがより一層楽しいものになることを!

 

 

 ※収入が20ポンドで、支出が19.96ポンドなら、人生は天国。収入が20ポンドで、支出が20.06ポンドなら地獄(チャールズ・ディケンズ)※

 

 

※※※もちろん投資は全て自己責任※※※

(人のせいにする人は、投資だけでなく何事でも成長も成功も…ない。逆に、何事も自己責任で考えて行動できる人には成長と成功が待っています!)

 

 

 

株式投資の不滅の真理と共に

コロナショックを楽しんで生きましょう ^_^

 

 

 ※私の手元にある書籍は2007年版ですので↓最新版とは内容が異なるかもしれません※

 

 

 

 要点の抜粋引用、加筆修正してみた

2020年3月3日という並び良き日