雇われ仕事は、断らないと無限に増えます(押し付けられます)。
労働者(雇われ人)は、組織に属した途端、歯車の1つに過ぎなくなります。
属しているときは、役にたっている気になりますが、いなくなってもかわりの歯車がはめ込まれるだけ。
組織にとっては、労働者は自分でもそれ以外の誰であろうと関係ありません。
使えるなら、限界まで使って、いつか壊れるか、外れたら、取りかえるだけ。
組織にとっては、アナタのポジション(歯車の役割)は誰だって良いのです。
しかし
自分自身と、家族、身近な人にとってのアナタは異なります。
自分という人間は、アナタの身近な人にとっては、ただ一人のニンゲンであり、アナタの両親にとっても、たった一人の子どもです。
取替えのきかない存在です。
私は、過去に倒れるまで働いたことがあります。
仕事によって精神を壊したこと。
仕事によって身体を壊したこと。
その両方の体験からも、大事にすべきは、まずは自分自身の心身と自分の身内や家族、身近な人との時間だと思います。
私の体験から「体でも心でも、限界を超えて倒れると、回復には通常の何倍もの時間と労力が必要」になります。
ですので、倒れる(心身の限界を超える)まで進むのは得策ではないと思います。
繰り返しになりますが、組織の仕事は断らないと(「無理です!」と強く言わないと)無限に増え続けます。
それは、組織(の中のヒト)に必要とされているのではなく、組織に利用されている(使われている)だけです。
組織の歯車として動く自分と、夫婦や親族・身近な人とのニンゲンとして生きる自分。
その違いを重々理解した上で、無理のない範囲で仕事をしてほしいと強く思います。
企業組織にとってアナタは小さな歯車の1つに過ぎませんが、アナタの配偶者や子ども、アナタの父母にとってのアナタは非常に重要で大きな存在であります。