「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

みのたけ中年の趣味用雑記メモ(非収益化ブログ。このブログはアフィリエイトを利用していません。表示される広告はGoogle、はてな社によるもの)。倹約と投資で労働から卒業した隠居生活者。投資歴は20年ほど。

冬の故郷を歩く午後、消滅可能性

 

 

1週間ほど前から帰省中。

 

毎日、午前1〜2時頃に就寝、午後1時〜2時頃に起床するという生活をしていた。

 

しかし、田舎の屋敷(古民家)の夜は冷え、体調がイマイチになってきた。

 

ここ2日間は、午後10時頃に寝床に入り、午後1時頃に起きている。

 

考えると、毎日12時間〜15時間も寝ているようだ(笑)

 

暑さで布団から自然と出ることになる夏と異なり、冬は寒いので羽毛布団の中から出る意欲が湧きづらい。

 

妻と住むマンションだと寝室直で掃き出し窓があり、妻に光を入れてもらって起きている。

 

しかし、実家の寝床は南側に縁側があり、その縁側にカーテン、寝床と縁側の間仕切りガラス戸もあるので昼になっても暗く寒い。

 

だから、いつまでたっても起きられない(苦笑)

 

とは言っても、夕方まで寝ているわけにはいかないので、昼食時には起きるわけだが。

 

することと言えば、料理と散歩、そして多少の野良仕事くらい。

 

この1週間で数回の食事と2キロほど猪肉の角煮(圧力鍋使用)、そして栗の渋皮煮を作った。

 

伸び放題になっていた垣根がわりの茶の木を剪定、そして切っても切っても生えてくる勢の強い紫陽花を伐採。

 

あとは散歩だ。

 

愛犬と散歩に行くこともあれば、1人で歩くこともある。

 

起きるのが昼過ぎなので、散歩は当然昼下がりか夕方頃になる。

 

冬の午後は陽が落ちるのが早いので、すぐに寒くなる。

 

午後3時までに散歩を終えると、まだ陽の光があり温かくて良い。

 

だが、起床が遅いので午後3〜4時の間に散歩することが多い。

 

風がなく陽があれば、歩いているとポカポカと体が温まってくる。

 

しかし、風が強い日は陽があってもブルブル震えてくることもある。

 

4時近くなり陽が落ちてしまうと、いかにも寒村の冬といった感じで寂しさの漂う散歩になってしまう。

 

実際は、地方有名企業の元雇われ社長の家があったり、自営業でそれなりに成功した(成功している)家だったりが数軒あり、どちらかというと裕福な家が多い集落ではあるのだが。

 

それでも、ド田舎の100軒にも満たない集落の冬には寂しさが漂う。

 

散歩をしていても人に出会うことは稀で、出会うとしても後期高齢者の爺婆ばかり。

 

今日の1時間弱の集落一周散歩でも、出会ったのは80代の爺1人、80代の婆1人、70代の爺1人(趣味の畑仕事中の実父)、60代の男1人だった。

 

正直、集落内の散歩で4人の村人に出会うなんてことは珍しく、散歩を通して誰にも出会わないということがよくある。

 

そして何より、若者、特に子供の姿がない。

 

私が子供だった40年ほど前は、集落内に小学生が20人ほどいた。

 

それが20年前には10人を下回り、今は1人になった。

 

空き家も増えた。

 

私が子供だった頃は集落に1軒だけ大きな空き家があり、私を含めた子供たちはその空き家(廃屋)に勝手に入り込んで肝試しや隠れんぼをやっていた。

 

今では集落内の空き家は10軒を超えてしまった。

 

そして、75歳を超える後期高齢者だけが住んでいる家が現時点で20軒弱。

 

20年後には全体の3分の1ほどは空き家になり、住んでいる住人も高齢者だけの集落になるのだろう。

 

まさに寒村となるのか。

 

地方には国家の真の姿(将来の姿)がある。

 

こうなることが分かりきっていた20年前に手を打たなかった日本国、そして動かなかった日本人は、そういうことであろう。

 

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消滅可能性自治体マップ

https://www.asahi.com/special/population2024/

 

 

自らを助けない者を救おうとしても無駄である。梯子を上る意思のない者を他人が押し上げることはできない。

 

There is no use whatever trying to help people who do not help themselves. You cannot push anyone up a ladder unless he be willing to climb himself.

 

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ちなみに、今夜は牡蠣の片栗粉コーティングでバター炒めとピーマンの煮浸しを作って父母と食べた。母の作った卵とじ白菜と豚肉の炒め煮もおいしかった。

 

午後11時には就寝。

 

 

※この10日間。母の手作りチーズケーキを20年ぶり(もっと前?)に食べ、変わらず非常に非常に旨かった。母のチーズケーキはプロの店で出せるクオリティ。そして、米粉と豆乳で作ったアレンジ・マーラーカオも予想より旨かった。母に感謝。