ココの夜はぬるい
昨夜も歩いたけれど、今夜は特にぬるい
雲に隠されボンヤリとした月
生ぬるい風が体をなでる
かと言って、東南アジア各国での旅や生活を思い出すわけでもない
ぬるい夜
フクロウの鳴き声が遠くきこえる
虫の音もそこにまざる
ぬるい夜
朝からボートに飛び乗り雄大な景色を眺め風を感じて過ごした
昼は柔らか旨い餡かけ豚チャシューwithチキンライス弁当の休憩をはさみ
午後はバスに揺られ、そして牛に揺られ
花の美しさと緑の強さ
そこに舞い踊る蝶たちの命を感じ
海を眺めながらアルコールを含んだジェラートを食べた
帰りのバスには、偶然にも同棲中の5人の仲間たちが乗っていた
私ともう1人が乗り込み、昨夜のナイトライトハイクとは異なるメンバーだが再び7bro&sisとなり話が弾む
下車し、めいめいが売店で何かと買い揃え、シャワーを浴びて夕食を作る
語らいの時を経て、またナイトハイクに出かける者、明日からの旅の計画を話し合う者、家族団欒を味わう者
それぞれがそれぞれの人生において、今日のコノぬるい夜を生きている
一期一会のぬるい夜