世界一慎ましい暮らしで有名なウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領
「わたしの生活は質素です。毎日少しずつ、1日に3時間から4時間、畑を耕しています。シンプルな暮らしの方が好きなのです。これは『多くのものを必要とする者が貧しいのだ。なぜなら、その限界を知らないから』という、古い哲学に基づいています。
私たちは、欲求を満たすために、人生の時間を費やさなくてはなりません。もし“欲求”が無限に拡大するとしたら私たちには時間がなくなり、それだけで人生が終わってしまうでしょう。シンプルに生きる道を選ぶことで、より自由を得ることができます。
強制されたものではなく、自分の好きなこと、選択したことに人生の時間を費やすことこそ“自由”なのです」
「われわれは時代の変わり目にいます。ひとつの世界が去り、別の世界がやって来ます。
しかし去る者はまだ去っておらず、来る者はまだ来ていない。だからこそ、今は多くの矛盾を抱えた不確実な過渡期の時代なのです。
小さなスマホを持って抽象的な虚構の世界を生き、新しい物を買うためだけにぼんやりと生きることもできます。あるいは、情熱という自分の人生に満足感を与えるもののために生きることもできます。
若い人は科学や研究、スポーツ、さまざまな分野で挑戦ができます。文章を書くことも、絵を描くこともできます。サッカーでも良いのです。これだということを何かひとつ持つのです。
もし買い物の代金を払うために働いて、働いて、年を取るまで働き続けたら、最後に大きな疑問が生じます。『私の人生は何だったの?』と。
ですから、生きるための大義名分を見つけることが大切なのです」
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2024/02/06/37265.html
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元記事
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シンプルな暮らしの方が好きなのです。これは『多くのものを必要とする者が貧しいのだ。なぜなら、その限界を知らないから』という、古い哲学に基づいています。
私たちは、欲求を満たすために、人生の時間を費やさなくてはなりません。もし“欲求”が無限に拡大するとしたら私たちには時間がなくなり、それだけで人生が終わってしまうでしょう。シンプルに生きる道を選ぶことで、より自由を得ることができます。
強制されたものではなく、自分の好きなこと、選択したことに人生の時間を費やすことこそ“自由”なのです。
小さなスマホを持って抽象的な虚構の世界を生き、新しい物を買うためだけにぼんやりと生きることもできます。あるいは、【情熱】という自分の人生に満足感を与えるもののために生きることもできます。
若い人は科学や研究、スポーツ、さまざまな分野で挑戦ができます。文章を書くことも、絵を描くこともできます。サッカーでも良いのです。【これだということ】を何かひとつ持つのです。
もし買い物の代金を払うために働いて、働いて、年を取るまで働き続けたら、最後に大きな疑問が生じます。『私の人生は何だったの?』と。
ですから、【生きるための大義名分】を見つけることが大切なのです
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ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領、まだ存命だったのか。
【生きるための大義名分】を見つけ、その生き方を貫いた。その人生の終わりには何が待っているのだろう?
その時を迎えた本人しか分からないことだけれど、おそらく、物欲人生(買い物の代金を払うために生きる)よりは良い終わりを迎えることができそうな気はします。
【生きるための大義名分】探しは、なかなか高位の作業だと思うので、まずは【モノより体験】に重点を置く生き方をすることが幸福な人生への第一歩かなと私は考えています。
【情熱】かぁ〜🤔🤔🤔