隠居生活開始から早2年以上。
特別な活動は何もしていない。
私の隠居(FIRE)生活は、四半世紀前の大学生だった頃の空気感(雰囲気・自由度)に近いかもしれない?
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この2年、国内の東西北にちょこまかとした小旅を10回弱、南だけは1カ月単位の旅を1回。海外旅行は2カ国だけ。
その他に目立ったことは、退職直後の失業手当受給を兼ねた職業訓練と半年前に始めたジム通いくらい。
好きな時間まで夜ふかし、好きな時間に起きる生活。そのため曜日感覚が無く、妻の休みで土日を認識する。
あまりにもメチャクチャな昼夜逆転生活(深夜3時頃に食事して即横になるetc)をしていたので、一時期は胃が荒れ、人生初の胃カメラを飲むに至ってしまった…
2024年になっても、東へ1度旅行したことと、旧友たちとの新年会に2度参加したくらいで、他の時間はジムとアマプラ、ときどき料理をする程度。
勉強したほうが良いよな、と意識している資格が2つあるのだけど、テキストを買って眺めているだけで学習はいっこうに進んでいない…(苦笑)
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隠居(FIRE)生活は、四半世紀前、自分が学生だった頃の空気感(雰囲気・自由度)にかなり近い?
しかし、若かりし頃の学生生活と対比して考えてみると、「今後の人生の広がりへの意識」が大きく異なるかもしれない。
学生時代は「自分の前(未来)にある漠然とした“広がり”」を無自覚ながら強めに感じつつ、その広がりをなんとなく意識しながら生きていた気がする。
若い学生だった自分は、その広がりに合わせ備えるかのように、豊富にあった時間を、政治現場に足を運んだり、国際関係の学びに繋がる行動をしたり、資格取得の勉強時間に使ったりしていた。
そのような日々の行動を通して、様々な人との出会いや関わりが発生し、人生における視野が少しづつ広がっていく感覚が若い頃にはあった。
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一方、現在の中年隠居(FIRE)生活はどうだろう?
私の家計はFinancial Independence状態。日本が大規模な戦争に巻き込まれたり、財政破綻して国家として現状の金融システムや社会制度が崩壊してしまうという規模の不測の事態への心配を除くと、将来的な金銭的不安はほぼ無い暮らしをしている。
だからだろうと思っているが、稼ぎに繋げるための資格取得に関わる学習に対して、若い頃のようにがむしゃらに取り組むことができていない中年期の隠居生活。
仕事をRetire Earlyしたことについては、前職がかなり良い労働環境だったこともあり、不満からの退職ではなく、長く専門にしていた業界でやりたいことを色々とやって個人的に満足した&その職種における面白さの限度が見えたからだった。
私は好きなことしか取り組めない気質持ちなので、当然のように雇われ仕事も自己実現を兼ねており、それなりにヤリガイも感じていた。しかし、雇われて働くことの第1目的はお金様を稼ぎ蓄えることだった。
そこに出現したのが「お金を貰うための不自由」と「自由気まま」の天秤の傾き。
いくら待遇が良いと言っても、年間200日以上も仕事職場に拘束されるという不自由が、貯蓄充分となった自分の自由とは釣り合わなくなった。
そこにアノ新コロの馬鹿な騒ぎが、「資産の急増」と「仕事による拘束の不自由さ痛感」の両面において、自由人生への選択(退職隠居)を後押ししてくれた。
そして得た自由。
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今思えば、自由だった学生の頃に漠然と感じていた「その先にある広がり」は、30代、40代の自分の人生への展望だったのだろう。
では、その年代に達した自由な中年の私にとって「その先にある広がり」とは何なのだろう?
実子がいる中年であれば、かつて己の中にあった「その先にある広がり」を我が子に投影しながら育て眺めるという季節なのかもしれないが、ウチに子どもはいない。
そんな自分の先にある広がりは、50代、60代の人生。
( それが“広がり”なのか?という疑問は一旦置いておいて… )
現在の私にとっては「50代、60代をどう生きるか?」が「自由な隠居中年生活をどう過ごすか?」の思考のスタート地点なのか?
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「君たちはどう生きるか」ではないけれど、さてさて、どう生きよう?
「中年“を”どう生きるか?」に関して、現在の私には明瞭なアイデアがない。
そういえば、若い頃は「自分探し」という言葉や「自分探しの旅」なんてのが流行っていた。
学生時代の私は、「自分探し」というのは「自分ができること(得意不得意)」と「自分がしたいこと(興味関心)」の分類作業に過ぎないと思っていたけれど…
お金に余裕がある自由な中年になったので、「自分探しの旅」ならぬ「世界探しの旅」なんていいかもしれない!?
私が今まで旅したり住んだりした異国は30カ国弱(大半は20代前後に訪問や留学)。
個人的には、ユーラシア大陸の中央地域からやや西部と北部に強めの興味あり。
しかし、海外は色々と準備しなくてはいけないので、スギ花粉が猛威を振るう前に、今週は日本南部へ出かけようと思う。