「“生産年齢”人口1人当たりGDP」で見ると、日本の2008~19年の成長率はG7の中でトップだった。総人口の代わりに生産年齢に注目すると、日本は先進7カ国の下位から1位に浮上する。
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これが明るいニュースだと感じてるならヤバすぎ。俯瞰すれば全く逆だと分かる。
先の10年間で日本の“現役世代”は世界一頑張って工夫して働いて結果も出した。生産効率を上げまくった。
“しかし”
「国家全体としての相対的な国力」は低下
(国単位のGDPは世界2位から4位へ)
「国民一人ひとりの実感としても実態」も、生活は苦しくなった
(社会保障費負担の増加とインフレで実質所得の低下)
そして、人口構造から確定事項として、今後ますます社会保障費は爆増。おそらくインフレも定着。
「働けど働けど、なお我がくらし楽にならざり」なんて石川啄木の言葉を引用しなくても、大半の“現役世代”は労働のキツさ、生活の大変さを実感してると思う。
“すでに”日本の“現役世代”は世界一働いて結果を出して生産効率を上げてきたのに、それでも超高齢化をひた走る国家全体としては果実が不足しているということが、この「1人当たりのGDPの成長率トップ」だった“にも関わらず”停滞から衰退へと進んでいる日本国の有様から分かる。
そして、上記の統計結果(生産年齢”人口1人当たりGDPで見ると、日本の2008~19年の成長率はG7の中でトップだった)から理解すべきことは、これからの日本国の“現役世代”は今まで以上に工夫して働いて結果を出しても、なお貧しく苦しくなっていくだろうということ。
現役世代はこれ以上どうすればいいの?
すでに世界一の努力と工夫で生産効率上げまくったのに、それでは足らず、「もっともっと」を要求され絞りとられ続けていく…
しかたないよね
“日本は普通選挙制民主主義国家(国民主権)”なので、過去20年以上にわたって、この状態になることを選んできた“我々有権者(=主権者)一人ひとりの責任”
眼前思考の空気人間マジョリティによる衆愚政治民主主義の末路・苦笑
ちーーん