「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

みのたけ中年の趣味用雑記メモ(非収益化ブログ)。倹約と投資で労働から卒業した隠居生活者。投資歴は20年ほど。

「当たり前」を疑え 日本の教育と社会

 

以下のブログは、オーストラリア(以下、豪)の現地校で10年間ほどの教員経験がある日本人(日本でも公立学校教員歴アリ)のブログです。昨年、私が豪の現地小学校で管理職や担任教員にヒアリングしてきた内容と情報が一致していました。

 

 


オーストラリアのワーキングスタイル

・フレキシブル
ワークシェア
ワークライフバランス
同一労働同一賃金(むしろ時間労働者は高時給)

 

 

オーストラリアの教育の在り方

・子どもの責任は「教師」ではなく「親」にあるという当たり前
・枠に入れない子への対応の「仕組み化」

 

 

世界一周旅行するから1年間休職させてください。OK

これがオーストラリアの労働環境の常識。

 

 

ブログ主の紙谷じゅん子さんは、元ライターということもあり、読みやすく中身のある記事が多いですね。もう1つ興味深いブログを開設されているようです↓

 

 

↓過去に自分のブログにに書きましたが、日本の教育における「当たり前」は、実は日本という国における「異常性」だったりもします。その異常性がこれからの時代を生きる子どもたちにとってプラスに作用する「異常性」なら、それでもいいと思います。しかし、今まで日本でされてきた「明治を起源とする軍隊式ロボット育成教育」は、子どもたちの人生にマイナスに作用する方が大きいのではないでしょうか?


 

 

↓戦後のこれまでの日本社会の姿とその限界は、小熊英二教授の歴史社会学見地からのこちらの記事に詳しいです。

 

 

日本は、先進国の中では最も教員の労働環境が過酷なのは間違いありません。何より、教科教育以外の責任を「学校」に押し付けている国だと強く感じます。

 

 

日本の教員が置かれている労働環境の「異常性」=日本という国の異常性は↓この記事が詳しい。一目瞭然。

 

 

「教員の労働環境」と「教育の責任の所在」に日本は大きな問題を抱えていると強く思いますね…

 

※日本の労働環境は、教員に限らず、全業種でダメダメですね

 

 

英語 9割 いらない説

 

 

ワタシ英語あまり分かりませんが英検1級合格者です。

 

 

↓英語と言えばコレ。元マイクロソフト日本法人社長・成毛眞さんの「日本人の9割に英語はいらない」。ずいぶん前に私も読みました。内容は、ごもっとも、という感じ。

 

「英語、英語、英語」って言ってる人の大半は「英語ができない人」です。

 

そして、子どもに英語学習を押しつけている親の大半は「英語ができない親」です。

 

そういう人たちは、ムダな時間とムダなお金を英語に使っています。

 

それだけならまだしも、良くないのは「英語を押しつけることで、子どもの可能性を奪っている」という点。

 

「親の思い込み、親の勝手で子どもの可能性を奪う」ということは止めてほしい。

 

日本人の9割に英語はいりませ

 

これからは Globalization がとか言う人、これからは AI 時代なんで英語は尚更不要です。

 

どうしても英語が必要だと思うなら、効率的に勉強しましょう。

 

↓たった3000語の単語で英語の9割が分かります。

 

 

↓本当の英語初級者なら、この600語がオススメです。 

新装版改訂3版 合格英単語600

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持家 VS 賃貸 部屋探しのついでに不動産屋さんからヒアリング

 

結論先

→「価値が下がらない物件なら持家。それ以外は賃貸。つまり『物件による』」

 

www.youtube.com

 

ただし、これからは「国内全体の15%程度しか価値が下がらない物件はない」。

 

www.youtube.com

 

具体的に言うと「東京23区、他の大都市で、駅極近の優良物件のみ」が価値が下がらない。

 

逆に「地方はもちろん、都市部であっても郊外物件は買ってはいけない。駅遠い物件は買ってはいけない」。

 

絶対ということはないでしょうが、大方そういうことらしいです。

 

上で長嶋修さんも説明していますが「これからドンドン空き家が増えていくことが確定」しているのに、なぜ持家を買うのですか?

 

www.akiya-akichi.or.jp

 

gendai.ismedia.jp

 

私は、持家が欲しくて悔しくて言っているのではありません。私には地方に不動産があるんです。実家が「10LDDKKの家と100坪(300㎡)の土地(庭付き)」で、長男なので相続が確定しています

 

維持管理費用は親が払い続けていますが。家屋、土地にかかってきた30年間分の費用や手間を私は把握しています。ついでに言うと、不動産として山林も田畑もあります。

 

10LDDKKの家・庭付きの土地、山林、田畑。全部ムダです。いらないです。金食い虫です。あんなものは負債でしかありません。なんとか良い引き取り手がいないかと日々考えています。

 

つまり、持家系の不動産=負動産だということ。

 

私、首都圏のそれなりの立地の駅近マンション(50~70㎡)1室くらいなら即金で手に入れることはできるのですが、いりません。絶対にいりません。

 

なぜなら、不動産=負債だと認識しているから。賃貸がいいです。

 

apapoyo.hatenablog.jp

 

どうしても持家が欲しいなら、せめて現金で買える範囲か、5年で余裕返済できるくらいの物件にしておいた方がよいでしょう。

 

長嶋さんじゃないですが、ごく一部(全体の15%)の物件を除くと買う価値はないですよ。不動産は基本的に負債です。

 

どうしても持家がよいなら、激安の土地買って、トレーラーハウスにすればよいかもしれませんね。現状は固定資産税もかかりません。

 

www.homes.co.jp

 

投資や資産管理に疎い人はクリティカルシンキングができないのだと思います。

 

とてもカンタンなクリティカルシンキング

不動産のプロ・不動産屋は「なぜ手持ち物件を持たず、仲介業務を主とするのか」

不思議に思いませんか?

 

www.youtube.com

 

私は不動産業の友人や他の不動産屋さんにヒアリングしたことがあります。答えはカンタン「不動産の実物運用は、メリットに比べ、リスクが大きすぎるから」

 

持家と賃貸についても同じこと。「持家は、リターンと比べ、リスクが大きすぎる」のです。

 

なぜ、不動産に関する情報が圧倒的に多いプロ(不動産屋)が手を出さないこと(不動産の実物運用)に、素人である我々が手を出して「持家の方がリターンがある」などと言えるのでしょうか?

 

これは色んな事において使えるクリティカルシンキング。基本的に「消費者(素人)」は騙されて搾取されている。不動産に限らず、最終的なツケを払うのが素人。証券も同じ。本当に儲かるならその道のプロが直接投資するはずですが、リテール(素人の小口一般消費者)に販売して手数料業で稼いでいます。

 

「マイホームの常識」にだまされるな! 知らないと損する新常識80

「マイホームの常識」にだまされるな! 知らないと損する新常識80

 

 

ただし、不動産賃貸業を本気でするなら、上に書いた内容とは少し変わってきます。「持家」ではなく「賃貸業」ですから。でも、たぶんリスクが大きすぎます。繰り返しますが、不動産の実物運用は、一部を除き、その道のプロ・不動産屋さんですら避けていることですから。

 

↓「不動産、買い時はないよ。安く買えばいい」by ボビー・オレゴン

www.youtube.com

 

 

「日経ヴィジュアルデータ」と「外資系金融キャリア研究所」

 

 

記録です。

 

分かりやすい記事ですね。日経さん。文章が分かりやすいというより「ヴィジュアルデータ」が分かりやすいです。さすが「日経ヴィジュアルデータ」ですね。他の大手日刊紙とは一線を画している独自性が日経にはありますね。

 

ちなみに、日本国の所得税って、これほどまでに高額所得者に依存していたのですね。絶対数4%程度の年収1000万円以上の層に、所得税全額の約50%を頼っているとは。

 

といっても、日本国の税収全体から考えると所得税の割合は30%程度で、消費税とほぼ同額であるという点は捉えておく必要があると思います↓

法人税も20%ほど税収に貢献しているようですね。たったの20%と考えることもできます。

 

とにかく「日経ヴィジュアルデータ」は、なかなか良いですね。

 

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あと、今日発見した面白いWebサイトがありました。

 

それが「外資系金融キャリア研究所」↓

 

教育系キャリアとして「HRテック」という分野を分析している。

 

career21.jp

 

「ベネッセからEdtechへのキャリアプラン」を提案していたり、切り口が面白い。

 

career21.jp

他にも多様な切り口があって面白い。しかも、中身がある記事。

 

 

 

インターネットというのは、ホント色々すごいですね。

 

そういえば、私が若いころはベネッセは「福武書店」という名前で、「赤ペン先生の会社」でした。

 

紙と赤鉛筆の時代からWebデジタルの時代へ。いつの間にか、時は流れましたね。 >_<

 

 

「逃げずに攻める」日本、アイルランドを撃破!!

 

 

ラグビーW杯

 

日本VSアイルランド

 

www.rugbyworldcup.com

 

NHKラジオで最初から最後まで聴いていた。

 

すごい!!

 

世界2位のアイルランドに、真っ向勝負で勝った!

 

攻め続けた。

 

攻め続けた。

 

最後まで攻め続けた。

 

勝っている最後の最後で、まだトライを狙いに行った!!

 

すごい「攻める日本!!」

 

私が若かった頃の日本は、多くの競技の世界大会で、攻められなかった、大事なところで逃げてしまう国だった。

 

しかし、今の日本は「攻める」。

 

これは、教育によって日本が変わったということだと私は感じている。

 

大舞台を「楽しむ」。

 

それを言葉にする。

 

いつの間にか、そういうことができる国になった。

 

だから逃げずに攻めることができる。

 

責任から逃れようとするのではなく、重圧を楽しんで攻める!!

 

そんな国民性の国になったことは、とても嬉しい。

 

ニッポン

 

衰退途上国ではあるけれど、まだ希望はある。

 

スポーツから、そう感じさせてもらえて嬉しい。

 

みんな、色々、責任を楽しんで、工夫して挑戦していこう!

 

そうすれば、この国ニッポンにも、まだ明るい希望がある。

 

真っ向勝負で、楽しむ。

 

工夫して、楽しむ。

 

責任を楽しむ。

 

いいね!!!

 

 

まだ宿題で子どもを疲弊させてるの?

 

宿題はマイナス効果!?

 

この動画では「科学的に小中学生への宿題は負の要素の方が大きい」と説明しています。

 

※DaiGo(以下、ダイゴ)は興味深い内容の動画をあげることが多いのでよく視聴していますが、彼の問題は「いつもソース(参考文献)を明記していない」こと。

 

で、ソースぽい「デューク大学の論文」に関してググるとこんな感じでした。↓ダイゴの話しぶりとは若干異なる気がしますね…。ダイゴ、ソースを明記しなさいよ!

 

 

 

フランスでは、別の理由で宿題が禁止されています↓

フランスの「宿題禁止」理由は、「家で宿題ができない環境の子どもの精神的負担を少なくするため」。「平等」への配慮らしいです。ちょっと意味不明かな(苦笑)

 

 

 

ちなみに、教育に携わる者として私の「宿題」への考えは以下

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〇「宿題」について

 

・課す内容(漢字のような単純暗記、計算のような単純作業なのか、調査や体験型のレポート形式なのか)

 

・課し方(取り組み方や解き方など、どこまで事前説明や学習させてから課すのか)

 

・事後対応(教師の丸付けの精度と助言。丸付け後に間違っているところを取り組ませるのか放置するのか、どこまで教師が支援するか。もしくは、調べ学習型で宿題として行った内容を授業時間を使うなどして発表させるのか)

 

単に「宿題」と言っても、内容・児童による取り組み方・教師による課し方・その後の扱いの差が大きいので単純には議論できないです。

 

現場を知るものとして「宿題」は児童だけでなく「教師への負担」が非常に大きいという点も気になります。30人分の機械的な丸付けを「毎日、児童が学校にいる間」に処理するために、公立の先生は給食中に丸つけしていることも多いですね。私も以前公立で働いていた頃は給食中に丸つけしたり日記への返事を書いたりしていました。だから公立では宿題への事後指導や細かいチェックは難しく、教師としても宿題丸付けを作業的にこなしていただけでした。

 

個人的には、私は教師の務めとして「宿題を課すからには、児童の取り組みや努力を観る」という考え。今は、しっかり宿題チェックと事前事後対応もしている方だと思います。過去に、公立学校を知る児童・保護者や熱心な保護者から「いつも丁寧にみていただいて、ありがとうございます。公立とは全然違います」とか「前の担任とは違って丁寧にみていただけるので助かります」という内容を何度も言われたことがあります。

 

そんな風に一生懸命に宿題対応する私ですが、本音では「宿題ナシ」が良いと思っています。その方が「子どもは幸せ」だと思いますし、宿題で身につく力より、宿題で失うモノの方が大きいと感じています。

 

小学生でも中学生でも高校生でも、宿題が好きという子どもは数%しかいないでしょう。ほぼほぼ全員「嫌々やっている」「仕方なくこなしている」。でも、「嫌々。仕方なく」では何も身につきません。時間の無駄使いです。最も貴重な命(=時間)の無駄使いが「嫌々、仕方なくやってる、子どもの宿題」だと思います。

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↑工藤勇一先生も藤井聡太さんを例に出して「宿題」について説明されています↓

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「藤井四段は宿題をやらない」と紹介された。担任教諭に対して「授業をきちっと聞いているのに、なぜ宿題をやる必要があるのか」と語ったという。

「藤井四段の言いたいことはよく理解できます。自分にはすでに分かっている範囲のことなのに、単なる作業として宿題に取り組み提出しなければならない。優秀な成績を収め、『やりたいこと』が明確な生徒にも一律に同じ内容の宿題を課すことが、正しい教育だと言えるでしょうか?」

「私が見てきた限り、宿題を課された生徒は分かる範囲には積極的に取り組みます。しかし残り2割ほどの分からない範囲はやらない。それでも8割はできているから教員はOKを出すんです。これで『宿題を出すというタスク』が完了したことになる。このやり方では学力は伸びません」

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とりあえず、小中では「英語の教科書予習」とかも含め、すべての宿題を禁止すると子どもたちは喜ぶでしょう(笑)

 

ちなみに30年前から「宿題のない学校」を実践されているのが「子どもの村学園」。しかも、子どもの学力は高い。その秘密はこの本に書かれています↓

増補・自由学校の設計―きのくに子どもの村の生活と学習

増補・自由学校の設計―きのくに子どもの村の生活と学習

 

 

刑務所型教育にっぽん!?

 

私は、「幸せな人間」「自由な人間」が増える教育にたずさわりたい。

 

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「型にハマれよ」

「言うこときけよ」

「みんなと同じようにしてりゃいんだよ」

 

 

「前例を踏襲しよう」

「言われた通りにしておこう」

「空気読もう」

 

うん AIでいいよね。

というか、AIの方がいい。

 

日本の公教育は、明治期に始まった「軍隊式教育」の流れを引き継ぐ「刑務所型教育」をこれからも続けるのでしょう。。

 

そして、日本国は、ひたすらに「衰退途上国」の道をひた走っていくのでしょう。

 

にっぽん、バンザイ(泣

 

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私は、そんな「子どもを不幸にする教育」「子どもの人権侵害」には加担したくありません。そして、母国日本が衰退し続けていくことを看過したくもありません。

 

だから、自分ができる目の前のことに日々取り組み、少しでも「幸せな子ども」「自由な子ども」を育めるよう、自分も「幸せな大人」「自由な大人」として生きていきたい。

 

日本に1人でも多くの「幸せな人間」「自由な人間」が増える教育の実践。そんな生き方がしたいです。