宿題はマイナス効果!?
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この動画では「科学的に小中学生への宿題は負の要素の方が大きい」と説明しています。
※DaiGo(以下、ダイゴ)は興味深い内容の動画をあげることが多いのでよく視聴していますが、彼の問題は「いつもソース(参考文献)を明記していない」こと。
で、ソースぽい「デューク大学の論文」に関してググるとこんな感じでした。↓ダイゴの話しぶりとは若干異なる気がしますね…。ダイゴ、ソースを明記しなさいよ!
フランスでは、別の理由で宿題が禁止されています↓
フランスの「宿題禁止」理由は、「家で宿題ができない環境の子どもの精神的負担を少なくするため」。「平等」への配慮らしいです。ちょっと意味不明かな(苦笑)
ちなみに、教育に携わる者として私の「宿題」への考えは以下
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〇「宿題」について
・課す内容(漢字のような単純暗記、計算のような単純作業なのか、調査や体験型のレポート形式なのか)
・課し方(取り組み方や解き方など、どこまで事前説明や学習させてから課すのか)
・事後対応(教師の丸付けの精度と助言。丸付け後に間違っているところを取り組ませるのか放置するのか、どこまで教師が支援するか。もしくは、調べ学習型で宿題として行った内容を授業時間を使うなどして発表させるのか)
単に「宿題」と言っても、内容・児童による取り組み方・教師による課し方・その後の扱いの差が大きいので単純には議論できないです。
現場を知るものとして「宿題」は児童だけでなく「教師への負担」が非常に大きいという点も気になります。30人分の機械的な丸付けを「毎日、児童が学校にいる間」に処理するために、公立の先生は給食中に丸つけしていることも多いですね。私も以前公立で働いていた頃は給食中に丸つけしたり日記への返事を書いたりしていました。だから公立では宿題への事後指導や細かいチェックは難しく、教師としても宿題丸付けを作業的にこなしていただけでした。
個人的には、私は教師の務めとして「宿題を課すからには、児童の取り組みや努力を観る」という考え。今は、しっかり宿題チェックと事前事後対応もしている方だと思います。過去に、公立学校を知る児童・保護者や熱心な保護者から「いつも丁寧にみていただいて、ありがとうございます。公立とは全然違います」とか「前の担任とは違って丁寧にみていただけるので助かります」という内容を何度も言われたことがあります。
そんな風に一生懸命に宿題対応する私ですが、本音では「宿題ナシ」が良いと思っています。その方が「子どもは幸せ」だと思いますし、宿題で身につく力より、宿題で失うモノの方が大きいと感じています。
小学生でも中学生でも高校生でも、宿題が好きという子どもは数%しかいないでしょう。ほぼほぼ全員「嫌々やっている」「仕方なくこなしている」。でも、「嫌々。仕方なく」では何も身につきません。時間の無駄使いです。最も貴重な命(=時間)の無駄使いが「嫌々、仕方なくやってる、子どもの宿題」だと思います。
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↑工藤勇一先生も藤井聡太さんを例に出して「宿題」について説明されています↓
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「藤井四段は宿題をやらない」と紹介された。担任教諭に対して「授業をきちっと聞いているのに、なぜ宿題をやる必要があるのか」と語ったという。
「藤井四段の言いたいことはよく理解できます。自分にはすでに分かっている範囲のことなのに、単なる作業として宿題に取り組み提出しなければならない。優秀な成績を収め、『やりたいこと』が明確な生徒にも一律に同じ内容の宿題を課すことが、正しい教育だと言えるでしょうか?」
「私が見てきた限り、宿題を課された生徒は分かる範囲には積極的に取り組みます。しかし残り2割ほどの分からない範囲はやらない。それでも8割はできているから教員はOKを出すんです。これで『宿題を出すというタスク』が完了したことになる。このやり方では学力は伸びません」
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とりあえず、小中では「英語の教科書予習」とかも含め、すべての宿題を禁止すると子どもたちは喜ぶでしょう(笑)
ちなみに30年前から「宿題のない学校」を実践されているのが「子どもの村学園」。しかも、子どもの学力は高い。その秘密はこの本に書かれています↓