数カ月前、友人の中にiDeCo(イデコ)が良い良いと言う人がいたので、気になってちょっと調べてみた。調べて私がすぐに感じたのは「こりゃダメだ」ということ。私が感じた、最も大きなリスクは「60歳まで受け取れない」という点。要するに「自由度が極めて低い」。
その後、色々と調べると「全然ダメだな」と分かった。
経営に関している人なら知っていると思うが、小規模企業共済というのがあり、イデコはこの共済に似ている。この共済を受け取った人はいるだろうか? 現役世代にはいないだろう。私は受け取っていないが、非常に近しい人が受け取った。そのときに分かったことは「たいした節税効果はない」ということ。
詳しい内容は、添付したWEBページのイデコの仕組みと同じなので読んでほしい。要約すると、小規模企業共済もイデコも「目先の節税効果はある」が「後々の課税負担が増す」というだけ。つまり単なる「繰延型節税」で、税負担を先送りしているだけ。イデコの「実質の節税額」は「名目の節税額」よりかなり小さい。
要するに、イデコは「期限の縛り(60歳まで原則途中解約不可)」「年間手数料(固定額)」がかかる上に、「特別法人税(現在凍結中)」などという超絶地雷を抱えているトンデモ商品だと分かったのです。
個人的には「自由度が低い」という点が資産運用としては致命的だと思います。日本人は「節税」という言葉に非常に弱く、「自分で自分を縛ること(住宅ローンとか年金型保険とかイデコとか)が好き」なんだなぁと改めて感じました。
↓途中解約できないのに固定費で手数料がとられ続けるってのはどうしようもなくダメ
※追記