何でも金で買うことができたが
時間だけは買えなかった
クリント・イーストウッド主演兼監督の映画「運び屋」を観てきた。
基本的に、まったりゆったりとした映画。
山場らしい山場も、あるのかないのか。
なんて思っていたけど、「運び屋」の方が深イイのかもと思う。
なぜなら、「運び屋」は観る人によって異なる「主題」を感じとれる映画だと思うから。
アメリカの人種問題
ギャングの人間性
家族というもの
夫婦というもの
仕事というもの
犯罪というもの
なんか色々と主題と思われるものを内在している映画
映画の中で私が最も印象深かったのは
何でも金で買うことができたが
時間だけは買えなかった
という言葉。
私にとって、この映画の主題は
老いと人生
(命とは限りあるもの)
と感じられた。
だから
この限りある命(人生の時間)を自分はどうやって使うのだ?
と、改めて自分に問い続けなくてはいけないと感じさせてもらった。
アカデミー賞は取れないと思うけど、良い映画でした。