ついに広島叡智が開校
「英語ナンタラカンタラ」とか「国際」とか、世間一般向けのニュースの切り口としては、まぁ常套句。
しかし、そんな部分はたいして重要ではなく。最も大事なところは「倍率9倍」の選抜を経て入学してきたという生徒の「才能・能力」。
英語とか国際色とかなら、叡智よりもっとブッとんだ教育をしている現場をよ~く知っているので、「はぁ…。いまさら英語とか国際とかって…。そんなことより大事なことがあるんじゃない?」ってツッコミたくなるのですが。
「公立で学費が激安なのに英語たっぷり」という日本人受けするセールスポイントに惹かれて定員の9倍以上も集まった生徒が「選抜される」というところが大事なんですよね。
こんな特殊な学校の選考試験に申し込んでいる生徒の家庭は、けっこう教育熱心な保護者のはず。広島は都内や大都市部とは異なり、初等段階や私立中学にも優秀な人材がほとんど流れていない。むしろ、話題性から、都内都市部からも受験しに来るくらい。つまり9倍の質もよい。
それだけ質の良い生徒を9倍の倍率で選抜したら、かなり優秀な人材に絞ることができます。原石の時点で輝いているわけですから、磨き方が多少粗くても下手くそでも、それなりに磨けばピッカピッカに輝くでしょう。
この1期生。運営上の大きな事故や事件でもない限り、かなり輝かしい結果がでるでしょう。そして、そのころには、全国各地にこんな感じの公立学校ができてきているでしょう。