「変態コース」
またの名を「個性派コース」
これは、ライフネット生命保険株式会社創業者で、現在は立命館アジア太平洋大学学長をされている出口治明氏の表現(WEB記事本文より)
出口氏は、従来から存在する学校教育を「偏差値コース」と呼び、このコースにおける優等生は、素直でよく勉強して偏差値がそこそこ高く我慢強くて協調性があり、「製造業」に向いていると説明する。しかし、画期的なアイデアがでてこない。
それに対して「変態コース」とか「個性派コース」と出口氏が名付けているのは、画一性や同一性が嫌いで型にはめられたくない、個性が際立っている。あるいはめちゃくちゃ高学歴で、自分が好きなことを徹底的に究める。そんな個性を持った人間を集めたコースで、こういう個性の人間は「起業家」「ベンチャー企業」に向いているとする。
出口氏が学長を務める立命館アジア太平洋大学(APU)は、「変態コース」の大学らしい。
なるほどな、と思う。APUはできたころから注目していて、教え子が興味を持って色々と調べてた時期もある。たしかに、かなり「個性的」な大学だと思う。偏差値も、できたころより上がっているので、それなりの結果も出しているのだろう。
私としては「発達障害(Gifted)コース」だと捉えて考えているのだが、こういう「変態コース」「個性派コース」がもっと増えてほしいと思う。
より具体的に持論を説明すると、日本の小中高教育に「落第と飛び級」「教科選択制単位制」「学校選択制」、そして「Giftedコース」などが採用されてほしい。そうすれば、救われる子どもが増え、教育の質も高まり、結果として日本国の国力上昇につながると思う。ただし、公立学校の民営化は必要ない(アメリカが大失敗している)。
教養とは何なのだろう?
出口氏の著書は好き。この2冊も読みたい。