----------------------------------------------------------------------------------------------
自然派を強調する尖っている人に良く出会う。人に興味を持たず、自分の暮らしが一番だと言い、化学製品信者を見下す。自然に逆らわずに暮らす本当の自然派は、他人に惹かれ人の話をよく聞く。本物はどんな時でも当たりが柔らかい。
(岡本 よりたか氏のSNS上の言葉)
----------------------------------------------------------------------------------------------
ちょっと辛口かもしれませんが以下
岡本さんが上で書いている「自然派を強調する尖っている人」。いる気がする。変に尖っている自然派の人、イヤです。でもね、岡本さんの「自然に逆らわずに暮らす本当の自然派」という言葉にも引っかかる。
ド田舎出身で、過疎化限界集落化している実家を持つ「ド田舎ルーツ人」からすると「自然に逆らわず暮らす」という言葉に強い違和感を感じる。この言葉も「自然を支配したと感じてる現代の都会人の視点」じゃないですか?
ホントのド田舎は「自然と闘いながら存在」してるんです。現代でもド田舎は自然に飲み込まれつつある。自然の力って、恐ろしいんですよ。
耕作放棄地が林や森にもどりつつあり、荒れ放題。限界集落に住む老人たちが丹精込めて育てた野菜や米は、害獣(鹿、猪、貉などなど)に喰われ放題。挙句の果てに、猿の群れが集落内を跋扈して、庭や家屋を荒らしてまわる。自然は恐ろしく強い。
「自然に逆らわず暮らす」って言葉は、自然の強靭さや凶暴さをナメてる人間のセリフ。自然て、そんな甘いもんじゃない。自然災害じゃなくても、自然の力の前には、人間の力なんてチッポケ。
過疎化して、自然に飲み込まれていく故郷を訪れる度に「自然て恐ろしい。強すぎだ」と感じる。「逆らわず」とかいう綺麗な言葉じゃなくて、実際の田舎のリアルは「自然と闘わざるを得ない」状況。
この岡本さんを含め「自然派の人」って、なんだかねぇ…って思うド田舎出身者は私だけだろうか?
↑
といっても、ド田舎在住の私の父も、この本読みつつ、有機無農薬農業を「趣味」として楽しんでますが(笑)