「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

みのたけ中年の趣味用雑記メモ(非収益化ブログ)。倹約と投資で労働から卒業した隠居生活者。投資歴は20年ほど。

介入する親ほどダメな親 『管理は教育の自殺行為である』

 

今日は仕事で改めて思うところがありました。

 

子育て上手な親ほど、子どもの世界に介入しません。逆に、ダメな親ほど子どもの世界に介入します。

 

教育の世界に足をつっこんでから20年程になりますが、↑これはかなり高確率で正しいのではないか、と私は考えています。

 

 

子どもを「見守る」ことは、とても大事。子育て上手な親は、この「見守り」がしっかりできていています。しかし、ダメ親に限って「見守り」は放棄しており、何かあった時だけ「介入」します

 

ダメ親は「我が子を見守っていない」ので自分の子どもやその周りのことを理解してない、そして「不要な介入」を行う。結果として、子どもは成長できず、周りの環境(友達関係など)もダメ親によって「破壊」されていきます

 

そういうダメ親をこの20年で何度も見てきました。そして、ここ1週間もまたそういう過剰介入のダメ親がいるのです。子どもはとても素晴らしい「人間」なのですが、親がその子の才能や可能性、そして周りの環境を壊しています。とても残念です。

 

「過保護」は一般化された言葉であり、ダメ親の典型的な在り方とされています。私は、そこに「過介入」という言葉も付け足したいです。もちろん「過保護≒過介入」です。

 

「過保護ってなに?」 ダメ親に限って、ダメ親とはどのような在り方なのか分かっていない親が多いので、「子どもの世界に過剰に介入する」ことがダメな過保護の典型例ですよ、と世に訴えたい。

 

子育てが上手な親は、しっかりと我が子のことを「見守っている」ので、子どもが子どもの世界で「苦戦」していることに気づいています。気づいていますが、介入しません。するとしても、ほんの少し助言する程度です。なぜなら、人間が生きていく過程で、人間関係で苦労すること、理不尽な目に遭うことなんて、数えきれないほどあるのですから。

 

ですので、賢い親は子ども将来のことを考えて「しっかりと見守るだけ」で極力介入しません。だから、そういう親に「育まれた」子ども達は、苦戦しながらもそれを我慢したり、自分なりに工夫したりして、乗り越えていく力がついていきます。

 

過剰介入するダメ親に巡り合ってしまった「機会を破壊された」子ども達は、我慢を覚えることも、苦難を乗り越える力も十分につかないのです。全部、親が介入して、子どもが育つ前に親が子どもの成長機会を叩き壊していくからです。

 

 

※「見守り」は「放任」とはまったく違います。適切な見守りができている親というのは「介入したい気持ちをグッと堪える」ことができる親です。

 

 

『管理は教育の自殺行為である』