久々に夜の街を歩いた。
いくつもの思い出が詰まったある街。
昼過ぎから続いた旧友との長い語らいを終え、電車で郊外から中心部まで移動すると完全に夜だった。
久々にその街の中心街の夜を歩いた。
新コロ騒ぎが終わったので外国人観光客が多かったが、その多さは「異常じゃないか?」と感じるほどだった。
平日夜の通りにいた人の約半数は外国人(観光客)。外見で外国人と分かる人で全体の半分ほどいたので、もしかすると実際は3分の2ほどが外国人だったのかもしれない。
コロナ明けの今年の4月に数年ぶりに来日して私を訪ねてくれた親日の外国人家族も、「どこへ行ってもアノ街は外国人ばかり… 十数年ぶりに訪れた有名観光地は外国人の多さが凄くて日本じゃないみたいだった。ガッカリしたよ(苦笑)」と言っていたけれど、これは本当にオーバーツーリズムだろう。
外国人観光客の異常な多さだけが理由ではないと思うけど、なぜだか私はその街からさほど魅力を感じなかった。
若い頃の私は、その街がとても好きで、居心地の良い街だと感じながら長く住んでいた。
その後、仕事や勉強の関係でいくつかの場所に移り住み、今では中年になった自分。
若い頃の居場所だったその街に今はあまり魅力を感じていない、と久しぶりにその街の夜を歩きながら自分の感覚の違いに気がついた。
理由は分からない。
なにか活気が無いというか(外国人観光客が沢山いるので表面的な活気はあるにはあるのだけど…)。勢いを感じないというか。
いったいナニが違うのか自分でも分からないけれど、とにかくあまりその街が魅力的だとは感じられなかった思い出のあるその街の夜だった。
不思議だ
※その街は夜の街ではなく、昼間の方が似合う街だからかもしれない(私は夜遊びしないタイプの人間なので、その街の夜の姿を知らないだけかもしれないが…)。しかし、あの街あんなに暗かったかな?