「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

みのたけ中年の趣味用雑記メモ(非収益化ブログ。表示される広告はGoogle、はてな社による)。倹約と投資で労働から卒業した隠居生活者。投資歴は20年ほど。

久々のバックパッカー的なナニカ⑤「中年と疲労」

 

私、若い頃は…

 

なんて話すと、いかにも中年か老害の代表例みたいなのですが…

 

10代、20代の頃は、25リットル前後の小さなリュックサック1つ背負い、流行り始めていた東南アジアやインドだけでなく、アフリカや中東を長期旅行していたバックパッカーでした。

 

泊まる宿は1泊あたり数百円は当たり前。ときには1泊が数十円なんていう超激安のドミトリーや屋根裏部屋(物置)などを海外で泊まり歩き。ノミやダニはもちろん、南京虫にヤラれて全身トンデモないことになったこともありました。

 

外国人が滅多に利用しない陸路国境超えのイミグレーションで不審に思われたのか、意味不明に銃口を向けられ1時間以上拘束されたこともありました。

 

そんな感じで、そこらのツアー客の観光旅行とは異なり、かなりの体力気力を必要とするハード系な旅を若い頃は「好んで」してきたものです。

 

あれから20年以上の歳月。。この2月は、国内旅行ですが、30リットルのリュックサック1つだけを伴に格安ドミトリーを泊まり歩く久々のバックパッカーをしております。

 

で、その経過報告(個人的感想)なのですが。端的に言って「キッツい」。海外バックパッカー旅と比べると、心身ともに明らかにカルい旅のハズなのですが、すでに疲れてきました…

 

アラビア歌が爆音で流れる車内、耳栓しながら耐えつつ砂漠を駆け抜けた北アフリカの長距離バス。洪水の中、雨漏りしながらドロ川みたいになった道路を20時間弱も突っ走ったインド・ネパール国境バス。

 

「チャーイ!チャーイ!チャーイ!」の声が響くカオスでしかない車内、眠ったら転げ落ちる狭い3階寝台の北インド列車。角度90度ノーリクライニングの最安硬座で15時間ほど苦行が続いたインドシナ列車。

 

今回の旅、移動距離はまずまず動いている旅ですが。若い頃に利用した上記のような「拷問的」交通手段はまったく使っておらず。航空機や船、行き先や利用方法を示す言葉(日本語)が読める電車やバスで快適に移動してきたハズなのに…

 

そういえば、宿の確保も…。昔は、自分で現場(宿)まで足を運び、「どんな宿か、値段はいくらか、空きはあるのか?」と。せっかく訪ねても空きがなく、次の宿を探し、重い荷物を背負ってトボトボ歩くなんてこともよくある。そのように、今日の宿ですらどうなるか分からない旅をしていました。

 

しかし、今回はスマホを使って事前に宿の情報を調べ、しかも予約までスマホ1台で完結。こんな便利でムダのない旅をしているのです。これをバックパッカー旅とよんで良いのだろうか、とすら思うほど。

 

にもかかわらず、、今回の旅は結構ハード、そのように自分の体が感じている気がします… たかが数週間の国内バックパッカー旅なのに…

 

えぇぇ… 年齢(加齢)って、そんなに!?

 

うーーーん…

なんともなんとも、悲しいというか寂しいというか…

 

※体力的な衰えもあるでしょうが、内側から湧いてくる好奇心、冒険心みたいなものもねぇ…