「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

みのたけ中年の趣味用雑記メモ(非収益化ブログ)。倹約と投資で労働から卒業した隠居生活者。投資歴は20年ほど。

英語の早期教育のメリット・デメリット「強制はダメ!」

 

 

英語の早期教育って必要なの?

 

 

2020年2月2日

ということで

ゴロがよろしいので

久々に本業の教育に関することを書いてみます。

 

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「英語の早期教育

 

 

結論から

無理して行う必要はありません

 

 

・Listening(耳慣れ、音慣れ)については早期教育は非常に有効

・Speaking(話す、発音)については判断が難しい

・Reading & Writing(読む書く)については必要性は低い

 

 

 

以下、理由など説明

 

 

私は英語教育に関わりだして20年ほどになります。うち5年間ほどは本格的な英語の早期教育に携わってきました。その英語早期教育を実践する中で芽生えた疑問がありました。

 

 

「英語早期教育は本当に良い教育方法なのか?」

 

 

現場での子どもたちや保護者とのやりとりや、英語やバイリンガル教育の専門家の意見を聞いて至った結論は「お遊び程度に英語を勉強することに問題はありませんが、大きな犠牲(金銭・時間の負担)を払ってまで英語早期教育を行う必要はないです。

 

 

特に、両親ともに日本人の子どもをわざわざインターナショナルスクールに通わせたり、少し流行しているイングリッシュ・イマ―ジョンスクールなどで、英語で他の教科を勉強したり、英語で学校生活を送ることは、益より害の方が大きいです。

 

 

英語「教科教育」を初等段階で熱心に取り組まれている有名な先生でも、インターナショナルスクールやイマ―ジョンの「英語で学ぶ」という教育方法には否定的な方が非常に多いです。

 

 

ひとことで言うと、インターナショナルスクールや英語イマ―ジョン教育は「やりすぎなのです。やりすぎなため、益より害の方が大きくなってしまっています。

 

 

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英語教育については

教育研究者・実践者の方々からも以下の発言がありました

 

 

◆英語(外国語)習得において「耳を鍛える(Listening Skill UP)」は、できるだけ早期に教育を受けた方がよい。乳幼児期や低学年の頃から「音声」としての外国語に触れておくのは良い。

:竹田契一(大阪教育大名誉教授)

 

 

◆しかし、英語(外国語)の「耳以外の習得(Reading, Writing)」については、子どものころより大人になってからの方が学習効率がよい

:Dr. Agnieszka Kałdonek‐Crnjaković(ワルシャワ大学EFL専門教員)

 

 

◆耳以外については、国語学習より母語学習を優先すべきで、とにかく母語を大事にしてほしい

:竹田契一先生(同)

 

 

◆「子どもに国語学習を強要してはいけない

UCLAアジア言語文化学部バイリンガル教育・林あさ子先生

 

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言語学習だけでなく

すべての物事に取り組むうえで最も重要なのは「意欲」

 

 

英語の早期教育強制すると子どもたちは「劣等感」を抱きやすく、英語以外の教科でも学びへの意欲を低下させてしまいます。

 

 

学習効率を考えた場合も、言語教育においては、Listening 以外は母語が固まってから行った方が学習効果が高いと考えられています。

 

 

 

2020年度から全面実施される新学習指導要領で、日本の公教育における小学校高学年からの英語の「教科化」は、従来の「外国語活動」で重要視されていた「音声によるコミュニケーションを体験させること」ということを悪い意味で越えた「読むこと・書くこと」の指導が始まろうとしています

 

 

猪井新一 教授(茨城大学 教育学部 )による「小学校英語における読み書き導入および中学校英語科との連結」についての考察

http://center.edu.ibaraki.ac.jp/doc/kiyou/36_2017/2017-159-171.pdf

 

 

 

このように、英語の早期教育において Listening 以外は力を入れて行う必要はなく、それより母語をしっかりと身につけることが重要であるというのが、英語教育専門家の間では共通認識となっています。

 

 

もし、みなさんの中で英語の早期教育やインターナショナルスクール、英語イマ―ジョン教育に興味をお持ちの方がいらっしゃるなら、親のエゴ」ではなく「お子さんの気持ちや意欲」を一番大事にして英語教育について考えてください。

 

 

英語に限らず、児童生徒の学習活動において悪影響を与えるのは、子ども本人の何かではなく、保護者である親の行動や考え方、子どもへの押しつけです。

 

 

公教育で、小学校からの英語学習について心配されている保護者のみなさんは、お子さんが英語に興味を持たなかったり嫌がっていても心配しないでください。本人が必要だと感じるときがきたら自分から勉強します。適性があれば、その時に伸びます。適性がないなら無理に英語(語学)を学ぶ必要はなく、語学はAI翻訳に任せ自分の得意分野を伸ばせばよいだけです。

 

 

学びは、自分から進んで取り組むときに大きな効果を生みます。逆に強制すると才能を潰すことになります。ご注意ください。

 

 

「嘘だ! うそーーん!!」と思う方はこちらのWeb記事もご覧ください↓

(↓英語ビジネスに乗せられたり惑わされたりしないようにね ^_^)


 

 

 

個人的には、スウェーデンの社会科教育が、社会科だけでなく「これからの日本で行われるべき教育」ではないかと私は感じています

 

選択肢の多いオランダの教育も非常に魅力的

bec-coltd.xsrv.jp

 

 

2020年 1,2,3で振り返りと今後

 

 

2020年も1月23日ですね

1,2,3とゴロがよいので振り返りと今後のメモブログです(笑)

 

 

 

3カ月ほど前に始めたTwitterが面白いです

色んな人の意見から気づきを得られ頭の中で何かがつながる瞬間が増えました

 

 

 

◇最近の大ヒットは

『悩むなら調べつくせ!』

 

私の解釈では

 

悩む=思考

調べる=行動

 

個人的に、思考し続けるより行動することの方が建設的だと思っていますので、とても良い言葉だなぁと

 

※リスクの2分類も面白かったです

1.調べたり注意すれば減らせるリスク

2.やってみないと分からないリスク

 

 

 

◇あとは

『不可ではない生活』に甘んじている

 

うーん、今の私ですね

休暇が非常に多く、それなりの給料がもらえる現職を離れられないままでございます

 

雇われ=楽だが、自由がない(自己裁量小)

自営業=大変だが、自由が一杯(全部自己責任)

「自由」を取るか、「気楽さ」を取るか

 

今の私の生活は

平均以上の年収で緩いけどそれなりに楽しい仕事をして
ほどほどの賃貸住まい
見栄を張らないコスパ最高の中古車
などドンドンお金が貯まる生活をする
貯まったお金は適度に資産分散リスク回避

 

これから…どうしましょう…

 

 

 

Twitterでアンケートがあったので参加してみて分かったこと

 

f:id:apapoyo:20200124003945j:plain

9条改憲に賛成反対と日本分割統治

 

1.9条改憲の賛成派も反対派も「中国には住みたくない」と思っている

2.どちらの派も「日本独立のために戦う」気持ちがある人が多い

3.改憲反対派の方が「海外に逃げる」率が高い

 

※9条改憲には賛成でも反対でも、基本的に日本人の根本的な感覚は同じなんだと、よい気づきを与えてくれました。

 

 

 

この中にある『今日』(訳:伊藤比呂美 画:下田昌克 刊:福音館書店)は、子育てをされている女性・男性へ向けての素晴らしい詩でした

www3.nhk.or.jp

 

 

↓米国でも中年の様子(心・思考と志向)が変化しているというのも大変興味深かったです。

jp.wsj.com

 

 

↓子ども1人にかかる費用は2000~4000万円。これだと貯蓄は高難易度ですよね。逆に、子アリで貯蓄されている人たちは凄い!

gold.mmc.co.jp

 

 

◇あと

『優秀な社長はタコだ!』

※拘らない、中立、謙虚、反対意見にも耳を傾け、余裕を持つ=タコのように「ゆるゆる」。逆に、柔軟性のない社長はカッとなり、硬く頑固で敵に喰われる「ゆでダコ」

 

という

「タコ or ゆでダコ」論もTwitterで見かけた面白い表現でした。

 

 

 

◇最後は今日の私のツイート

 

"Tell me and I forget,
teach me and I may remember,
involve me and I learn."

 

言われたことは忘れ
教えられたことは覚え
行ったことは身につく

 

ベンジャミン・フランクリン

 

※日本語訳は私の意訳で、正確な訳ではないです、すみません

 

 

 

それでは、おやすみなさい

(あぁ、きょうもSNSとブログで夜更かし…)

 

 

お金と人の気質(お金持ちになる人、ならない人)、投資については…

 

 

節約してお金を貯め安心感を手に入れることも大切だが、日々のストレスを軽減するためや、ワクワクできる新たな経験をするためには思い切ってお金を使った方がいい

 

だから

 

無理をしてまでお金を増やす必要はないのでは?
お金は日々の満足度を高めるためにあるのでは?

 

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 ↑↑

こんな感じのツイート(私なりに少し加筆修正しました)を見かけました。

 

この意見、本当にその通りだと思います。

強く同意です

 

 

しかし!

 

 

しかしですよ!

 

そもそも

 

そもそもが違うんです

 

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「お金が貯まっていく」

 ↑それ自体が「わくわく」だ

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という人が、いるんです

 

 

つまり

 

そもそも

 

使うことより貯めることが好き

 

お金使うのヤダ

お金は貯めたい

貯まるのがワクワク

 

なんです

 

 

 

起業成功系(超富裕層)以外

周りを見ると

 

一般的な資産家(準富裕層・富裕層)には、

「お金が貯まること自体が大好きワクワクする」という人が多い気がします。

 

 

だから

節約や倹約に関して

まったく無理してない(笑

 

お金があっても

「もったいない、モッタイナイ、勿体無い」

と思ってしまう 

 

これは

努力とか工夫とか

そういうレベルのものではないです。

 

 

 

人は気質によって

 

1.倹約が楽しい=お金が貯まるワクワク

 

2.節約は苦しい=お金が使えないシクシク

 

根本の部分で感覚が分かれている 気がします。

 

 

 

数十年、お金が貯まる人と貯まらない人を自分なりに観察してきましたが、これは気質としか言いようがない類のものだと思うにいたりました。

 

 

※雇われの人で、年収1000万強ほどの高収入家計が破綻する、というのはよく耳にする話。それは「入ってきた分だけお金を使っちゃう」。むしろ、高収入だから「お金使っても大丈夫だよね」なんて油断が生じるのかもしれません。

 

 

※自営や経営者で「経費で落とせるから」という使い方も非常に危険なのですが、自分の力(自営・経営者)ではなく、所属先企業の力で高収入の人(=成果報酬型以外の職種で雇われの人)は

 

「この給料や年収は分不相応(”身の丈”に合っていない)収入、だから半分はナカッタものとして貯蓄しておこう」

 

↑このように考えなくてはいけない

と、私は思っています。

 

 

※起業成功系(超富裕層)の人たちは、また特殊な気質が多く、かつ運が良かっただけの人が多いのかなと思います。彼・彼女の大半は使うことも大好きで、お金が無くなったら、また稼げばよいと考えていそうです。お金に対する気質としては2の人達に近い気がしています。ホリエモンなどもこちら側ですよね。商才のある博打ち、お金を使ってお金を増やすタイプと言えるのかもしれません。

 

 

※私個人としてはお金を体験へ投資するのも大事だと思っています。

 

※あと、準富裕層とか中堅富裕層(私含む)は「心配性(転ばぬ先の杖で貯蓄!)」というのもあるかな、と思いますね。

 

投資でお金を増やそうとしている人がいれば、悪いことは言わないから、まずこのブログを読みましょう↓ 「投資」と「投機」は別。投機がしたいなら競馬場が個人的にはおすすめ(笑)

hayatoito.github.io

 

 

 ↓堀江さんは、お金を使うのが好きで、かつADHD系ですよね(単にHyperactivityだけなのかもしれませんが)。ADHDの人には天才・奇才・異才が多いです。

多動力 (幻冬舎文庫)

多動力 (幻冬舎文庫)

 

 

 

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

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「人はそれぞれ」だから留年・飛び級制度の法制化を!

 

私は「しくみ」として、日本国も義務教育から「留年・飛び級」を法制化すべきだと感じています。

 

留年・飛び級も「どちらも」良いことなのです。

 

なぜなら「発達速度や才能」は「人によって千差万別」だから。

 

なぜ「同年齢なら同発達・同課題・同到達」を前提として義務教育制度を設計しているの?

 

違うでしょ。

 

発達が早い人も遅い人もいる。

 

学校における勉強が苦手な人も得意な人もいる。

 

「人はそれぞれ違う」でしょ?

 

だから、小中学校からの留年・飛び級によって「自分に合った学習進度と内容を得る」ことが、各児童生徒の幸せや学びのために重要なんです。

 

しかし、本の学校教育においては「当たり前が当たり前として受け入れられていない」

 

というか、日本社会全体が「均質さ」を前提としているような気がする。

 

NO!

 

人は均質デハアリマセン。

 

今の日本国の義務教育は「同年齢全員に同じ進度・内容を強制する」という人権侵害に等しい制度なのです。

 

本当の意味で「学ぶ権利」を考えるなら、留年や飛び級は当たり前なんです。

 

「当たり前(人はそれぞれ=留年・飛び級は当然)」を社会が受け入れることによって「みんな違ってみんないい」の社会に近づく

 

常識を変えるためにも義務教育制度改革から意識改革をしていくという方法。

 

義務教育からの「留年・飛び級の法制化」は一考に値すると私は思うのです。

 

社会の豊かさのためには、選択肢の多様化が非常に重要

 

だから留年・飛び級の法制化においては、強制ではなく「希望制」にすることが望ましいと思われます。

 

 

もう一度言います

「常識を変える」ためにも義務教育「制度改革から意識改革をしていく」という方法

 

意識が変わるから制度が変わるのではなく
制度を変えるから意識が変わるのです

これが非常に重要な点です

 

 

 

↓オランダは学校を設立することも日本と比べると非常に簡単です。もちろん国民は「学校選択」することができます。

gendai.ismedia.jp

 

 

スウェーデンの教育も非常に興味深いです。

apapoyo.hatenablog.jp

 

 

 

 

中国以下の日本の国際学力調査と海外留学(学力と体験)

 

まず、ここで述べたいことは

「学力より体験」ということです

 

 

 

 

日本人は、大学は海外で学んだ方が良い

 

 

国際学力調査結果ウンヌンは、あまり関係ありません

 

旅などの「お出かけ」ではなく、留学という「滞在」によって「国際経験・異文化体験」を得ることが、未だにドメドメかつ一層内向きに拍車がかかっている日本国に生きる「これからの日本人」には必要不可欠だと感じるからです。

 

日本では、ずいぶん前から英語の早期教育などが流行しており、私も数年間その一端を担っていたこともあります。

 

しかし、早期教育なんて正直さほど重要ではありません。少なくとも英語の早期教育は重要ではないです。

 

 

早期教育に多額の資金を配分するくらいなら、その資金を後の教育のために貯蓄しておき、子どもの10代後半あたりの海外「長期留学」or「海外大学入卒業」に投資してあげる方が圧倒的に投資効率が高い

 

 

数十年前、私が東南アジアの某国に留学した際、留学費は学費が年間10~20万円ほど、贅沢して生活費20万円ほど、渡航費約15万円ほど、保険など諸経費約20万、合計70万円前後だった記憶があります。

 

もう随分昔の話なので、今は途上国でも、このような低額で留学先を得るのは簡単ではないかもしれません。私が留学した先は、今では1年150~200万ほど必要なようです。それでも、探せばお値打ちな留学先はあるはずです。

 

理系ならともかく、文系なら日本の2流や3流の大学へ行くより、絶対に海外大学へ行った方が良いと思います。少なくとも、大学在学中に1年ほどは海外留学しておいた方が良い

 

 

それは

「学力」ウンヌンよりも「体験」が大事だから

 

 

ネットが発達して、ブログで文章や写真で異国を知るだけでなく、VRで現地の様子を手に取るように観ることができるようになっても、そんなものは所詮「仮想体験」にすぎません。

 

実際に「自分の体で、全身で感じる異国体験」と「仮想体験」は天と地ほど異なります。それは海外旅行をしたことがある人なら分かることだと思います。

 

 

途上国での留学は、この生ぬるい「権利ばかり主張して義務を果たさない、守ってもらうのが当然で己で我が身を守るという世界の常識を知らぬ日本」という特殊な国に生きる人間にとっては非常に気づきや学びの多い体験

 

世界の大半の国(特に途上国)では「自分の身は自分で守る」が当然で、自分の頭で考え、自分の体とコネと能力と工夫で「生き抜く」ことを常に考えています

 

 

日本人にとってはサバイバルだが他国にとっては当然な日常を若いうちに「体験」しておくことが、今後「衰退途上国」となっていくことが明らかな日本国で生きていく、若い世代にとって必要不可欠なサバイバル能力を開花させる貴重な機会となります。

 

 

机上の学習や頭デッカチの学力より、己の体で感じた「体験」の方が、ずっと大事な学び

 

日本の若者の大半にとっては、海外での「体験」を通した学びをしておいた方が自分のためになる

 

 

 

 

 ↓夏目漱石も若いころに留学してますね。行先は大英帝国ですが…

こころ 坊っちゃん (文春文庫―現代日本文学館)

こころ 坊っちゃん (文春文庫―現代日本文学館)

 

 

↓個人的には南方熊楠が好きです。留学先は米国と英国ですが…

南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書)

南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書)

 

 

 ↓南方熊楠はブッ飛んだ異能の人。色々とヤラかしていますので面白いですよ。漫画で知れます。

てんぎゃん 1 (ジャンプコミックスデラックス)

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『馬車馬になりたいか』 三田紀房「ドラゴン桜2」 2020年

 

 

君たちが70歳になる55年後

今とはまったく違う社会に変わっていることは確実だ

 

現在は70歳の多くは、すでに仕事を辞めて、老後の生活に入っているだろうが

55年後は、みんな元気に働いているかもしれない…

 

みんな現役で働けば年金は必要ない

国は制度そのものを廃止するだろう

 

そもそも社会保障は金がかかって仕方がない

やめられるものならやめたい

 

年金をやめれば国民の面倒を見なくてすむ

その上で税金は多く収めさせたい

 

そのためにも国民には一生働いてもらいたい

働いて死ぬまで税金を払ってほしい

これが国の本音だ

 

文句を言わず、ただ国の制度に従って働き続ける国民であってほしいのだ

 

国民を他の言葉に言い換えると…

馬車馬

 

国は国民に…

ただひたすら黙々と働く馬車馬であってほしいのだ

 

これはこの国に限ったことではない

世界各国、どこの国もそうだ

 

そして、社会や組織も同様

黙って従う者が数多い方が本当は理想

 

最も扱いやすく搾取しやすい

権力者にとって最も有難い存在なのだ

 

君たちも黙っていると、いずれこうなる

馬車馬になって搾り取られる存在に…

 

ぼんやり過ごしているとそうなる

なんとなく大学に入り

なんとなく就職すると必ず…

 

誰かが作った制度に、なんの疑問も持たない者になって、知らないうちに抜き取られる

最も恐ろしいのは、自分が馬車馬であることに気づかないことだ

 

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馬車馬になりたくなかったら、声を上げることだ!

自分が持つ権利を主張することだ!

 

君たちには権利がある

自分を守り自由に生きる権利を持っている

 

しかし、何の権利を持っているのか

その権利はどうすれば使えるのか、知らなくてはならない

事前に知識として頭の中に蓄えておかなくてはならない

 

権利を知り、権利を使うためには、勉強する以外にない

勉強して自分で考える人間になるほかない

 

自分で考えて、自分で主張する

自分で環境を変えるのだ

 

そのための知恵を身につけるのが勉強だ

勉強が自分の身を守るのだ

 

諸君

自分で生きるために勉強しろ!

 

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勉強して自分の権利を使って自分に有利な環境を整える

やがて制度を変えられる立場になる

 

しかし、1人で変えられる制度などたかが知れている

せいぜい自分の身の回りの半径10メートルがいいところだ

 

そんな小さな世界を変えたところで

いづれ誰かに変えられて自分の優位性はすぐに失われる

変えるなら、でっかく変えないと意味がない

 

そんな時、役に立つのが仲間だ

仲間の助けを借りて大人数で事に当たれば大きく変えられる

そして仲間が優秀であればあるほど成果は大きい

 

つまり、君たちが大学に行く意味がそこにある

優秀な仲間を作ることが大学に行く本当の価値だ

 

優秀な仲間を作るためには、いい大学に入れ

勉強して、いい大学に行け

 

 

※引用元:<2020.1.22 三田紀房ドラゴン桜2」週刊モーニング 講談社

ドラゴン桜2(1) (モーニング KC)

ドラゴン桜2(1) (モーニング KC)

 

 

 

ドラゴン桜1」は偽善とウソにまみれた教育界(公教育)に「社会の事実を伝える」という一石を投じた名作でしたね

ドラゴン桜 全21巻完結セット (モーニングKC)

ドラゴン桜 全21巻完結セット (モーニングKC)

 

 

 

 

「持家か賃貸か」 ご近所お散歩からの考察

 

 

多くの日本人の皆様すみません。

1カ月弱、クリスマス休暇中の「みのたけ」です。

 

今日は天気がよろしくなく頭痛もするので、家の中に引きこもりがちでしたが、気分転換に少しご近所を散歩しました。今のアパートに引っ越して約1年になりますが、近所でも歩いたことのない路地がありましたので、不動産観察しながら歩いてみました。平日は地方都市にいることが多く、地方は戸建てが多いです。新築もたくさん建っております。

 

新築を眺めながら「これは2000万くらいか。これは3000万くらいか。ローンの利払い込みで総支払額は2500~4000万くらいか」。そこらここらの中古戸建てを眺め「これ今の売却価格どれくらい? 1000万の値がつくかな?」などと考えながら他人様のお家をチラリキラリと観察。家に帰ってからググって価格を調べてみました。

 

結果、私の予想、新築はアタリ、中古はややハズレでした。新築は2000~3000万がボリュームゾーンで正解。ですが、中古の売却価格は築20~30で1000~1500万あたり。中古は予想よりやや高値で売買されているようでした。理由は、地価が予想よりやや高めだったからです。

 

今の低金利でも、フラット35年で年利1%強、2500万の借入で約500万円の利払いとなります。ただし、35年間で固定資産税や修繕費などが少なくとも300~500万は必要でしょう。すると、2500万円の戸建てを購入した場合、35年後に1000万円で売却できて、収支がプラスマイナス0というのがザックリとした感覚。

 

なるほど。住宅ローン35年間支払いだと、運よく上手に売却できてプラスマイナス0というのが、ご近所にあるお家の価格。つまり、賃貸でも持家でも35年ほどの利用なら費用は同じくらいということでしょうか。賃貸であれば、借入の利払いはもちろん不要ですし、当然ですが固定資産税や修繕費は家主負担です。

 

逆に考えると、35年間より長く持家に住むのであれば、借金(ローン利用)をしてでも家を買う価値があるのかもしれません。ただし、上物(建物=家)は35年もすると修繕レベルではなく、本格的なリノベーションをしないと快適に過ごせなくなってきます。するとリノベーションに500~1000万程度が必要になるかもしれません。

 

500~1000万で老後の20年ほどが買えるなら、年25~50万、家賃にすると月2~4万円ほど。これは悪くないです。しかし、高齢になると2階部分は基本的に利用しなくなります。なぜなら、階段の上り下りが不便かつ危険になってくるからです。これは祖父母や父母を見ていて感じたことなので間違いありません。そして、オジサンな私ですら既に2階への上り下りが億劫になっています・苦笑

 

子どもたちも成人すると実家を出てしまうのが昨今の流れですから、老世帯にとっては2階の利用価値がなくなると考えると、2階建ての持家は売って、必要だったはずのリノベ代500~1000万円ほどで平屋の中古を買うという選択はどうでしょう?

 

実際、平屋の2~3DKくらいであれば、地方都市には500~1000万くらいの中古物件がかなりあります。ですが、老後に住み替えをするということであれば、結局は賃貸でも持家でも同じです。しかも「築35年の中古物件なんて本格的リノベーションしないと売れないのでは?」と、もう1人の私がツッコミ入れてます・笑

 

 

< 要約すると >

ローン払いで持家新築に住むか、家賃払って賃貸に住むか、35年後の総負担額は大差ナシ。持家は自分の資産として手に入りますが、多額の諸経費が必要なため上手に売却できてプラスマイナス0。一方、賃貸は転居自由な35年間を過ごせるが手持ちに不動産資産はナイということ。

ただし、持家の場合は「売りたくても売りたい時期に買い手がつかない」「売りたい値段で売れない」という高リスクがある点は忘れないでください(←これ非常に重要なデメリット)。 

 

↓↓↓

 

持家 = 身動きできなくても良い自分の思い描く理想家に住みたい人

 

賃貸 = 自由でいたい借金なんかしたくない人

 

 

※私は故郷に約100坪(330㎡)の土地(石と松の庭と家庭菜園を含む)に10LDDKKの実家があるので、不動産に対しては投資対象としての興味しかありません。近所の普通の新築なら多分どれでも即金で買える金融資産がありますがいらないです。実家があるので分かるのですが、大きい屋敷(持家)は邪魔なだけ。私にとって屋敷(持家)というのは管理に手間ヒマがかかる負債でしかないです。

 

 

☆それでも家が欲しい人は、粘り強く築10~20年のお買い得な中古物件を探すか、500~1000万程度の格安中古平屋を買ってDIYリノベを楽しむのが良いと思いますよ  ^_^

 

 

☆家が欲しいなら即金で買える中古物件を買えばよいのです=その家が『身の丈』に合った家です。逆に、借金しないと買えない家は「分不相応」だと考えた方が身のためでしょう。

 

 

 

↓ずいぶん前に読んだ本ですが、もしアナタが「持家ほしい!」と思っているなら、まずこの本を読んでから考えた方が良いと思います。少子高齢化が確定の現時点の日本国においては一部例外を除き「持家=”負”動産」ですから…

空き家問題 (祥伝社新書)

空き家問題 (祥伝社新書)

  • 作者:牧野知弘
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: 新書
 

 

 

持家賃貸不動産については時々ブログ書いてます

↓↓↓




 

↓「投資として考えた場合に、価格が十分に安ければ買うのがいいし、逆に高ければ賃貸で住む方がいい」。これ以上でも、これ以下でもないです。ただし一括で払える元手がなく借入(住宅ローン利用)しての持家取得は「信用取引」とも考えられる点は忘れてはいけないですね。

dot.asahi.com

 

 

↓これ素晴らしい図解と説明。「若くて結婚していて、資産が無くて、株やFXも貯金もダメな人は、すぐに(家を)買ってください。なぜなら団体信用生命保険に入れて、家族へ自分の命のかわりに家土地を残せるから」

news.yahoo.co.jp

 

 

↓Twitter ひっぺんさんの分析。上の増澤さんの図解説明と合わせると「持家VS賃貸」の議論は不要になります。 ※解は「属性と志向」によって異なる

hipelog.com

 

 

↓めずらしい「持家→賃貸」の体験談。「ある気持ちの変化が生まれました。それは一言で言うと、身軽さ」とのこと。買うなら絶対に「リセールバリューを意識する」これは必須。

freelance-doctor.net

 

 

「賃貸VS持家」論争へ贈るnote(結局、大事なのは「みのたけ」だよ)

note.com

 

 

↓この本、面白そうですね。

世界の空き家対策: 公民連携による不動産活用とエリア再生

世界の空き家対策: 公民連携による不動産活用とエリア再生

 

 

※あと2週間ほどのクリスマス休暇。有意義に使いたいです。