※私は「勝者敗者」という表現は好きではありませんが
投資で勝者になりたいなら↓ご一読
チャールズ・エリス著 「敗者のゲーム」
本文より抜粋引用(一部加筆修正)
※以下
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「個人投資家のための十戒」
※巨額の資産を築くためには大変な勇気と注意力が必要
1.投機的判断で動いてはいけない
(完璧主義は多くの場合、良好な成果につながらない)
2.噂につられて売買するな
3.税務上有利という理由で動いてはいけない
4.自分の住宅を投資資産と考えてはいけない
5.商品取引は考えもの
(業者は手数料をもらって儲けている)
6.証券会社の担当の人に気をつけなさい
(彼らの仕事はあなたを儲けさせることではない、あなたから儲けることです)
7.新金融商品に投資してはならない
8.債券に投資してはいけない
(債券は長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱い)
※私は資産分散の現金相当として自国債(個人向け国債)も保有してます
9.お金に心を奪われてしまってはいけない
(気持ちだけでも散歩に出かけ頭を冷やせ)
10.直感を信じてはいけない
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「親切な助言10カ条」
1.プロを使う
※私は必要性を感じておりません
2.人生の長期目標・長期資産運用計画・不動産取得計画を文書化して実行する、そして10年に1度は計画を見直す
3.株価が急落した時、まず打つ手は「2倍まで」買い増す
※私はオススメしておりません
4.運用と投資「家」について勉強を続ける、数字や財務諸表ではなく、特に人間の心理についての勉強に集中する
(大失敗は情緒的なものが原因で計算上のものではない。運用の結果は思い通りにはならないが、相場の動きに対して「自分がどう反応するか」は自分で決めることができる)
5.貯蓄を続ける
6.お金はすべての人にとって強い、しかし、それぞれ異なったシンボリックな意味を持つ
7.ウォール街の「専門家」に「どの株がよいか」と聞きたくなったら、その気持ちを抑えなさい、聞いてしまったら答えに耳を塞ぎなさい
8.あなたがお客様、自分自身の判断が運用の長期的成功のために最も重要な要素
9.バフェットの書いたバークシャー・ハサウェイ社のアニュアルレポートを読む
10.本当に問題なのはインフレ、相場は一過性
(インフレは永続的であり、その脅威は容赦ない)
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ここで
バンガードグループ創立者 ジョン・C・ボーグルによる序文より
▲投資においては、できるだけ感情を排除すべき
▲長期投資にとって、直感こそが敵であり、理性こそが友である
▲「単純さ」は経済的な成功への第一の鍵である
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※以下
チャールズ・エリス著 「敗者のゲーム」
本文より抜粋引用(一部加筆修正)にもどる
◆常に「長期投資家」を標榜し、市場の最悪期にもフル・インベストメントで望むこと
※私はフルインベストよりカウチポテトPF&リバランスを好んでおります
◆市場にタイミングに賭けてみようというのは「悪魔の囁き」
◆個人投資家にはインデックスファンドを推奨
◆問題は市場にあるのではなく、自分自身の側にある
◆ポートフォリオは運用方針をもとに編成・管理すべき
◆長期投資家にとって短期リスクは心配無用
◆時間とともに、投資の魅力は最大から最小に、あるいは最小から最大にと様変わりする
◆運用においては、長期では驚くようなことはないが、短期では驚きの連続
◆市場リスク管理が資産運用の主要な目的
◆株式を売りもせず売る必要もなければ、株価の上下はさほど気にする必要はない
◆長期における最大のリスクは、インフレーションと慎重すぎること
◆長期投資においては短期的な株価変動のリスクは自動的に消える、持ち続けている限り株価変動は関係がない
◆短中期の市場リスクに対する最適な対策は、それらを一切無視して長期投資家になりきること
◆収益率はリスク自体が生み出す
◆収益率に注目するのではなく、意図したリスク管理に注目することこそ重要
◆長期運用に成功する秘訣は、巨額のロスを避けること
◆運用基本方針は最も強力なパニックの予防薬である
◆運用成果は同種のものの間で比較すべき
(成長株同士・小型株同士など)
◆耐えられる範囲内に留まること
◆適切な運用基本方針が策定され実施された後は、方針の修正には慎重であるべき
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◆頑張るな、市場平均以上のものを得ようという無理、何事も積極的すぎると高くつく
◆一度購入した証券を売却することは、多くの場合、判断の誤りを意味する
◆いつ売ればよいかを決めることは、恐ろしく難しい
◆証券投資で成功するためには長期的に物事を考え行動すること
◆防衛的になりすぎることのコストは高くつく
◆投資判断を税務上の理由で行うな
◆底値で買って、天井で売ろうとするな
◆長期的に証券投資で成功していくためには、短期的損失は避けられない
◆己の貯蓄支出・投資目的運用方針を策定し文書化せよ
◆己の包括的な投資計画を最低10年に1度は見直し結論を文書化せよ
◆証券会社の人間を信じるな
◆インフレーションは投資家にとって手強い敵である
◆高い手数料を払うな
◆市場の平均リターンに対しては手数料を払う必要はない
◆周囲の投資家のミスに注目し、その経験に学ぼう
◆運用期間をむやみに変えるな
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◆個人投資家にとってインフレーションは重大問題
◆普通株を買うということは株式に対する配当を受ける権利を買っているということ
◆多くの投資家は非常に人間的で、相場の値上がりを望み、すでに十分値上がりしてしまった株式を熱心に買い増していく傾向がある
◆高いときに買いたくなり、安いときに売ろうとする誘惑を退ける
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◆生涯を通じた投資プランを立てよう
◆世代ごとの運用などない
◆一見して素晴らしい資産増加のうち、どの程度がインフレによる「水ぶくれ」なのか
(20世紀を通じる株価の実質資産増加は名目増加額のわずか6%にすぎない)
◆インフレが富の実質購買力を容赦なく破壊していく
◆あなたの資産は、あなたの望みや意図を知らず、関心もない
◆1960年末から1980年初にかけての15年間、インフレ調整後の単純株価平均は80%も低下している
◆1993年にダウ平均はインフレ調整後、65年をかけて1928年の水準に戻った
◆歴史は学べば学ぶほどよい、そうすれば一見非合理に見える市場とも合理的に付き合っていける
◆「計画」は「実行」が伴って初めて意味を持つ
◆最初のステップは、いうまでもなく借金を返済すること
◆生涯を通じた勤倹貯蓄の習慣
◆定期的にお金を積み立てることにより「他人様より、まずは自分自身に払え」
◆ドル・コスト平均法で投信を買い、銀行口座から自動引き落としや給料天引きで毎月一定額を積み立てる仕組みは優れた方法
◆「インフレ調整後」の超長期(1965~1994)平均年間収益率は株式4.5%
◆ゆったり構え、じたばたしない
◆莫大な遺産は、子どもにとって必ずしも幸せでない
◆お金の象徴するものは人によって様々
◆人生における金銭面の成功をより確実にする上の5つの段階・局面、収入・貯蓄・運用・寄付・遺産贈与
◆あなたの資産は、あなたが作り上げた価値の積み重ね
◆資産運用を成功させる上で最も重要な役割を果たすのは投資家である自分自身
◆運用方針に対する責任と実際の運用に対する責任を分離
◆時折みられる市場の激しい現実と投資家心理の食い違いが大きな損失につながる
◆「敗者のゲーム」に勝つ簡単な方法、それは「無駄な抵抗はするな」、現実を受け入れ「配られた通りの手でプレーしろ」
◆運用における損失の発生は日常的な出来事
◆株価は毎日のように上下する
◆インフレは資産の購買力を毎日のように食いつぶしていく
◆何かできることがあるとすれば、それは損失をいかに少なくするか
◆損を出すな
◆次のショットをやりやすくするように打て!
◆健全な考えの下に一貫して追求された長期の運用方針こそ成功するための近道
◆なすべきことは長期投資に専念すること
◆不必要な興奮をできるだけ排除すること
◆長期運用に対する決意こそ、投資家の負う最大の責任であり、運用に貢献する機会
◆プレーに参加しない=「勝者のゲーム」に専念する
◆市場の現実に即し、投資家の長期的目標に合った適切な運用基本方針を策定し守っていくこと
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※ここは訳者のあとがきより抜粋引用
◆証券投資は「敗者のゲーム」=相手のミスによる自滅で勝負がつく
◆個人投資家の陥りやすい失敗は、過剰売買、インフレ軽視
◆株価の短期変動の大部分は無視すべき雑音
◆できるだけ安く買った株のプールを、できるだけ長く持て
◆時間の持つ複利の効果こそ、運用の最大の武器
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※以上
チャールズ・エリス著 「敗者のゲーム」
1999年4月19日1版
2002年3月11日11刷
より
↓こちらは最新版
私の書籍は古いので最新の情報は最新版で確かめてくださいね ^_^
もし読んだことがない株クラの人や投資に興味がある人は必読!
付記(本文より)
◆医学史における最も重要な発見は、ペニシリンと手を洗うことだ
◆長生きするための秘訣とは、たばこをやめ、運転中にシートベルトをすること
★個人の武器は時間 = 長期保有★
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みのたけの投資持論
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シーゲル好きなら、まず「緑本」から読みましょう!シーゲル赤本を都合よく読み「間違っている」人が多いですね(苦笑
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