昨日
陽差しの強い昼下がり、いく種類かの思い出がある街を歩いた。地域の中核的な街にしては喧騒の無い、こじんまりとまとまった駅周辺。すぐ近くに10年以上前に働いた元勤務先。使っていた駐車場なども久々に眺めてみた。
そこには10代の頃の思い出もいくつかあった。学生さんたちは校舎の中で授業を受けている時間帯だったので全く見かけなかったが、時間が違えば学生の行き交う姿も見られただろう。
しばらく歩いて、地域では富裕層が多いと言われている住宅街を通る。貧しそうな家は見当たらない。敷地や建物が通常の2,3倍も大きい家もある。士業や経営者の家庭が多いはずだ。
ーーー
話は少し変わるけれど、野◯総研の「マーケットの分類」においては純金融資産保有額1億円以上を「富裕層」としている。これに関して、WEBの金融関連記事やSNSなどの大半で同じように「1億=富裕層」と表現していることに違和感がある。
金融資産ではなく保有不動産や事業経営などでお金に余裕がある人達が基準から外れる点も違和感の原因かもしれないが、それだけでなく「金融資産の絶対額と階層の呼称」がシックリこない。
10年や20年前の日本円ならともかく、全世界的インフレと円安が重なってきた現在の日本において「1億円で富裕層」というのは認識が古すぎると感じる。実際、自分も含め1億位の資産で己を富裕層だと感じている人は少ないと思う。
正直、1億では全額を株式に投資しても配当だけで生活するのは難しく、元本の取り崩しが必要になってくるだろう。含み益は幻であると自戒するならば、元本が目減りしていく程度の資産で富裕層という呼称はどう考えてもしっくりこない。
富裕層のカテゴリは「純金融資産3億円(もしくは純資産3億円)以上」あたりが納得感のある区切りではないか?
この額であれば生活防衛資金や各種保険などで1億程度の余裕をもった上、金融資産の半分から3分の2(1.5〜2億)を株やREITなどの有リスク資産にしておくと、慎ましい暮らしであれば配当金だけで生活が可能だろう。
純金融資産3億円以上が富裕層
純金融資産1億円以上が準富裕層
純金融資産3000万円以上がアッパーマス
↑
こんな感じではないですか?
超富裕層(富豪)を純金融資産5億円以上と定義しているのも非常に違和感が強い。
超富裕層(富豪)というのは純資産数十億からでは?と個人的には感じていますが、どうなのでしょうね?
ーーー
本日(早朝)
そんなことを思ってみたけれど。よく考えると、若い頃や10年ほど前の自分の心の在り方や置かれた状況と比べると、今の私は気持ちも楽で軽やかに人生を歩むことができている。喜ばしく幸せで楽。