義務教育の世界において欠けていることはたくさんあるけれど、見える化や数値化が非常に欠けている。
最近、各都道府県ごとの「全国学力・学習状況調査」の結果が新聞などで公表されるようになって、現場は躍起になっているが、大事な調査が数値化されていない。
それは「児童の授業や教師への満足度」。
これが数値化されていないので、現場では単に職歴が長い教師や声の大きい教師の意見が通りがちで、児童に好かれていたり支持されている若い先生や教育力のある先生の意見が通らない場面が多々ある。
アンケートでよいので、子どもたちの満足度調査を実施して、良い結果を出している先生を公表してベストプラクティスとして表彰するといい。そうすれば、独りよがりで声が大きいだけの子どもからの支持のないベテラン教員の古い考えや方法を駆逐することができる。
アンケートは質問が大事
「先生のことは好きですか」
「先生の授業は分かりやすいですか」
「またこの先生に教えてほしいと思いますか」
など、小学校1年でも分かるような簡単かつ子どもたちの気持ちが分かる質問を実施して可視化、数値化することが大事だと思う。
可視化して数値化して説得力を持たせる。
いつでもどこでも大事だと思うが、義務教育の現場ではかなり欠けていると思う。
※ちなみに、こんなに凄い公立学校もある。基本的に公立の先生方は非常に努力されているし優秀な方も多い。問題は学校を取り巻く「しくみ」だと私は思っています。